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2014年12月18日

まち歩き@鶴ヶ浦 ~まちの魅力を改めて見つける~

2014年度気仙沼事業インターン 竹田 響
2014年12月18日 更新

11月29日(土)、30日(日)、JVC気仙沼事業の活動地の一つ、鶴ヶ浦(つるがうら)地区において「まち歩き」を実施しました。まち歩きとは、地区に暮らす人と地区外から来た参加者が一緒にまちを歩いて、地域の魅力を再発見していくというもの。

何気ない細道や浜のたたずまい、屋号や家の造りなど、地元の人にとっては普段目にしている当たり前のものに、参加者が外部の視点から驚きと疑問を投げかけます。それが「普段目にしているものがまちの魅力なんだ」という地元の人の気づきにつながります。足元の日常生活に目を向け、将来の地域づくりに活かす資源を発掘する活動です。

港に面した鶴ヶ浦地区。坂道が多くあります。港に面した鶴ヶ浦地区。坂道が多くあります。

今回のまち歩きは、浦島地区振興会、気仙沼市地域づくり推進課の協力の下、JVC主催で開催され、JVCの駐在スタッフを含む9名が参加しました。3名の住民の方に地区を案内していただき、案内人1名、参加者3名の4名を1チームとした計3チームが、別々のコースで鶴ヶ浦地区を探索しました。

まち歩きの舞台となった鶴ヶ浦地区は気仙沼大島に面する集落で、四ヶ浜(しかはま)と呼ばれる地区の最南端に位置しています。街の中心部から車で30分ほど離れた場所にあり、昔ながらの景色を残している風光明媚な地域です。震災を機に気仙沼大島と鶴ヶ浦地区を結ぶ「大島架橋」の建設工事が開始されたことで、まちの景色が今後大きく変わっていくと考えられる場所の一つです。

当日はあいにくの雨の中スタート。私のチームは海岸沿いを歩いた後、集落を通り抜けて山道を散策する、というコースを選びました。私は2014年5月からこの地区を訪れていますが、海が目の前にあるため「港町」という印象が強く、毎回鶴ヶ浦を訪れた時には海に注目していました。

しかし、まち歩きで山道に入ってみると、「てんのうさま」と呼ばれる祠(ほこら)があったり、「せいのかみ」という疫病が集落に入るのを防ぐための信仰の場所が今日でも残っているなど、興味を惹かれる多くのものに出会いました。

ここから山道に入っていきます。どきどき。ここから山道に入っていきます。どきどき。
少し歩いたところに「てんのうさま」と呼ばれる祠がありました。神秘的な空間。少し歩いたところに「てんのうさま」と呼ばれる祠がありました。神秘的な空間。
道の左側は植林された杉林。右側は天然の松林。昔は小学校への通学路だったそうです。道の左側は植林された杉林。右側は天然の松林。昔は小学校への通学路だったそうです。
参加者は地元の案内人にどんどん質問を投げかけます。震災後に高くなった防波堤の前で。参加者は地元の案内人にどんどん質問を投げかけます。震災後に高くなった防波堤の前で。

まちを歩き終えた後は、まとめの作業。まち歩きの中で案内人の方々から伺ったお話をまとめていくと同時に、大きな模造紙にまちの地図を手書きで描いていきます。

まち歩きが終わった後は、各班での気づきを全体で共有していきます。まち歩きが終わった後は、各班での気づきを全体で共有していきます。

完成した地図とまとめは、住民の皆さんの前で発表させていただきました。皆さんからは、「もっと勉強しないとなぁ」「温故知新という言葉があるが、正にその通りだと思う。まとめてくれてありがとう」「(発表会の盛り上がりを受けて)震災前の活気を取り戻したようだ」といった感想が寄せられました。

中には感極まって涙を流して下さる方も。企画に携わった一人として、とても嬉しい気持ちになりました。最終的には、住民の皆さんに向けて、今回の内容をまとめた冊子を作成・配布することを目指し、現在編集作業を進めています。

各班の発表。発表者が掲げているマップは半日で書き上げました。各班の発表。発表者が掲げているマップは半日で書き上げました。
時折笑い声も混ざりながら、皆さん懐かしそうに発表内容を聞いて下さいました。時折笑い声も混ざりながら、皆さん懐かしそうに発表内容を聞いて下さいました。
発表の後は地図を前に皆さんで議論。「そういえば昔は〇〇がここにあってね...」発表の後は地図を前に皆さんで議論。「そういえば昔は〇〇がここにあってね...」

実際にまち歩きの報告会を行ってみると、参加者にとってはもちろんのこと、鶴ヶ浦地区に暮らす方々にとっても、知らないことがたくさん出てきたようです。住民の皆さんも楽しそうに議論されていたのが印象的でした。今回の成果を今後の地域づくりにぜひ活かしていきたいと思います。

 最後に住民の皆さん、案内人の方、参加者みんなでぱしゃり。 最後に住民の皆さん、案内人の方、参加者みんなでぱしゃり。

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