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2013年6月30日 【 防災集団移転について

住宅地見学会-防災集団移転のアドバイザー派遣【12】

震災支援担当 岩田 健一郎
2013年7月 2日 更新

6月16日、防災集団移転のアドバイザー派遣を実施し、住宅地見学会を開催しました。今回の見学会の目的は、住宅地の先行事例を視察し、その見聞を今後のまちづくりや住宅建設に役立てることです。見学会は大浦・小々汐・梶ヶ浦の三地区合同で行われ、約40名の住民の参加を得ました。

当日は、早朝に大型バスで気仙沼を出発し、まずは仙台市に向かいました。一つ目の見学地は、高台移転で各世帯に整備される区画とほぼ同じ大きさの、一区画約100坪の住宅地です。地区ごとの3グループに分かれ、それぞれのグループにアドバイザーとJVCが同行し、住宅地を見て回りました。アドバイザーの解説の下、道路幅、間口の広さ、坂の勾配、電柱の位置、東西道路・南北道路それぞれの家並みの違いなどを一つ一つ確認していきます。

住宅地を歩いて回る住宅地を歩いて回る
ロープを使って道路幅や間口の広さを確認する様子(※現地の住民に了解を得て実施)ロープを使って道路幅や間口の広さを確認する様子(※現地の住民に了解を得て実施)

「100坪というのはこのぐらいの大きさか」「6メートルの道路は意外に広いな」「敷地周りの岩や植栽がとてもいい雰囲気ね」。住民は、実際に目にした住宅地と高台移転地のイメージとを重ね合わせつつ、思い思いにその印象を語り合っていました。

境界線を見ながら意見交換をする住民たち境界線を見ながら意見交換をする住民たち
敷地境界と建物との距離を確認する様子敷地境界と建物との距離を確認する様子

二つ目の見学地は、仙台市近郊にある建て売り分譲住宅地です。ここでは主に、モデルハウスの見学を行いました。天井の高さ、部屋の大きさ、オープンキッチンのメリット・デメリットなど、住民からアドバイザーに対して次々と質問が投げかけられます。「対面式のキッチンは魅力的ね」「白を基調とした内装だと目が少し疲れるわね」 「今は仮設住宅で暮らしているけれど、いずれ荷物が増えてくるだろうから、収納は多めにした方がいいな」。住民はモデルハウスを見ながら、自分達が建てる家に想像をめぐらせていました。

モデルハウスの見学モデルハウスの見学

最後の見学地は、宮城県大崎市に位置する住宅地です。この住宅地は道路境界から1メートルの敷地を「セミパブリックゾーン」と設定して植栽などに工夫をこらし、まちの雰囲気を作り出しています。また、建物の壁面を敷地境界から後退させる距離も予め決められています。住民からは「家にはそれぞれ個性があるけれど、全体の街並みに統一感があっていいね」「フェンスがないから、とても広々と感じるな」「この住宅地のように、子供たちがのびのびと遊び回れるような住宅地にしたいわね」といった意見が出されました。

アドバイザーによる「セミパブリックゾーン」の解説アドバイザーによる「セミパブリックゾーン」の解説

今回、住宅地の先行事例を見学することで、住民はまちづくりや住宅建設に対する具体的なイメージをもつことができました。また、3地区合同で見学会を実施したことは、今後四ヶ浜地域で一致協力しながら高台移転に取り組んでいくための大きな一歩となりました。次回以降の相談会では、見学会を通じて得た知見をもとに、家づくりとまちづくりの検討をさらに重ねていく予定です。


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