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2013年4月17日 【 防災集団移転について

区画の決定へ -防災集団移転のアドバイザー派遣【9】

震災支援担当 岩田 健一郎
2013年5月 2日 更新
大浦の住宅相談会にて。抽選会の一コマ大浦の住宅相談会にて。抽選会の一コマ

3月31日、2012年度最後となる防災集団移転のアドバイザー派遣を実施し、地区ごとの住宅相談会を開催しました。この間検討を重ねてきた造成地の詳細設計がほぼ固まったため、今回の相談会では、住宅を建設する区画を決めるための抽選会を行いました。

大浦(おおうら)の相談会では、最初に災害公営住宅整備事業の進捗が共有されました。大浦地区では、10戸の災害公営住宅が集団移転の造成地に併設される予定となっています。この災害公営住宅の整備内容についての説明が協議会からなされました。続いて開催された抽選会では、予備抽選、本抽選を経て、区画を選ぶ優先順が決定されました。そして次回の相談会において、この順番に従い各住民の区画を定めていくことが確認されました。

アドバイザーによる説明アドバイザーによる説明

一方、梶ヶ浦(かじがうら)の相談会では、はじめに造成地の設計内容が改めて確認されました。「道路と宅地の段差はどのくらいになるのか?」「この線が意味しているものは?」など、住民から出る質問に対して、アドバイザーが一つ一つ答えていきます。住民が設計内容に理解を深めた上で、抽選会が行われ、全住民の区画が決定しました。一度自分の住宅を建てる場所が決まると、住民の間では「またお隣さんになったわね」「○○さん、よろしく」といったやりとりが盛んに行われました。

梶ヶ浦の抽選会の様子。JVC山崎が立会人を務めた梶ヶ浦の抽選会の様子。JVC山崎が立会人を務めた
事例視察として気仙沼市本吉町で活動する「小泉地区の明日を考える会」のお話を伺った事例視察として気仙沼市本吉町で活動する「小泉地区の明日を考える会」のお話を伺った

住宅を建てる場所が定まれば、いよいよ住宅建設の検討が本格化していきます。一方で、住民が住みやすい環境を整えていくためには、例えば、隣地からどの程度距離をとって住宅を建設するか、あるいは門灯をつけるかつけないかといった事柄に関して、住民間での一定の申し合わせが必要となる場合があります。この点についてアドバイザーからは、「今後は、個々の『いえづくり』とともに、全体に関わる『まちづくり』についても一緒に考えていきましょう」との提案が行われました。

住民の案内の下、地域に理解を深めるまち歩きも行った住民の案内の下、地域に理解を深めるまち歩きも行った
四ヶ浜のまち歩きの様子。四ヶ浜には「浦島貝塚」と呼ばれる史跡がある四ヶ浜のまち歩きの様子。四ヶ浜には「浦島貝塚」と呼ばれる史跡がある

2012年度は、定期的な住宅相談会を通じて、造成地に対する住民の要望を集約し、それを設計に反映させることに努めてきました。検討が重ねられた設計に基づき、次年度いよいよ造成工事が始まることになります。造成期間は地区ごとによって異なりますが、概ね27年度中に住民は住宅建設に取り掛かる見通しとなっています。造成工事が完了するまでの間、住民がすみやかに住宅を再建し、住みよいまちをつくっていくための様々な検討が必要となります。JVCは2013年度も引き続き、アドバイザーと連携を図りながら防災集団移転促進事業へのサポートを継続していきます。


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