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2013年1月27日

太鼓が織りなす 地域を越え 地域を重んじる 人々の交流

震災支援現地統括 山崎 哲
2013年1月30日 更新

1月20日の昼下がり、東京都江戸川区で開かれた「江戸川太鼓20周年記念の会」で、気仙沼市・小々汐こごしおの太鼓団体からのメッセージが披露された。

2011年の初秋、JVCは、大震災の津波により存続が危ぶまれていた小々汐こごしお打囃子保存会うちばやしほぞんかいへの支援を決め、各方面に太鼓などの寄付を呼び掛けた。その際、真っ先に協力を申し出てくれた「江戸川区太鼓連盟」の中核を成す団体が、このたび20年という節目の年を迎えたのだ。

「江戸川太鼓20周年記念の会」の様子「江戸川太鼓20周年記念の会」の様子

同年11月に四ヶ浜しかはま地域にある浦島小学校で開催された学習発表会「さざなみ祭り」での太鼓の共演を機に、保存会と江戸川の人々の交流は始まり、今回は保存会からのメッセージをJVCが預かり会場で代読した。 小々汐打囃子が浦島小を舞台に継承されてきたこともあり、一昨年の「さざなみ祭り」に駆けつけた江戸川の人々からは「浦島小学校が閉校してしまうなんて、何だかさびしわ。」「また何か協力できることがあればいつでも言ってください。」という声をいただいた。

実際に現地を訪れ地域の人々と接することが息の長い交流を育む。このことを実感させてくれる貴重な機会となった。

後日、気仙沼に戻り、託された記念品とともに江戸川の思いを保存会に届けた。その際、会長から「今後は保存会というよりも浦島地域の太鼓の存続、という発想をもって四ヶ浜全体で考えていく必要があると思う。そのためにも、浦島小学校はなくてはならない。」と語られた。

昨年8月に「気仙沼みなとまつり」が2年ぶりに開催されたが、会場の都合上、恒例の太鼓の披露はかなわなかった。さらに、浦島小がなくなれば、太鼓の稽古場も将来の担い手も失いかねない。震災が地域に及ぼした影響の大きさを改めて感じさせられる。

太鼓の音が響き続けることは、四ヶ浜のアイデンティティを保持するための重要な要素の一つともいえる。また、太鼓という伝統芸能は、地域内にとどまらず、地域を越えてまで人々との交流を促す、四ヶ浜にとっての貴重な地域資源である。

JVCは、いつの日か、再び浦島小学校で保存会と江戸川の人々が共演できる可能性を求めつつ、本校閉校後の施設利用の方法や今後の在り方などについて、住民とともに模索を続けていく。


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