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タイ若手NGOスタッフが学ぶ
日本国内の有機農業運動の実践 その1

タイ事業担当 下田 寛典
2017年1月19日 更新
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2016年11月7日~18日までの12日間にわたって、タイの農業・農村開発NGOの若手スタッフ12名が来日し、日本国内の有機農業、そして関連する流通・食・教育の関係者らの実践を学ぶ交流プログラムを実施しました。ここでは数回にわたって、このプログラムをレポートします。

※本事業は、国際交流基金アジアセンターの助成を受けています。

なぜ、今、若手NGOスタッフ向けのプログラムが必要なのか

 

JVCは、これまでタイの有機農業・農村開発NGOと連携し、様々なプロジェクトや研修を企画・実施してきました。こうした活動を進めてきたタイNGO界のリーダーたちは、日本をはじめ国を超えた交流により有機農業の理念や哲学を学び、自国の状況に合わせた実践を試み、数多くの成功を成し遂げてきました。

 一方で、タイという国の経済発展によりタイは国際援助の対象ではなくなりつつあります。それに応じて、現在の若手スタッフにとって、かつてのように国を越えた交流から学ぶ機会が少なくなっているのが現状です。

 これまでのタイNGOの活動により、有機農業を実践しているタイ国内の農家はわずかではありますが、確実に増えてきています。生産面でも、種類、質、量とも安定してきています。しかし、販売面と収入面においては、地域やグループによって差があり、未だ新しいアイディアや工夫が必要です。また、多くの消費者にとって有機農産物を購入できる機会はデパートや自然商品店、バンコク中心部で開催される定期市、イベントに限られているのが現状です。

 そこで今回、タイのNGOリーダーたちの理念を引き継ぎ、現在の実質的な活動の中心となっているタイNGOの若手スタッフを対象に、日本におけるオルタナティブな農・食・流通・教育の分野の活動を学ぶための経験交流を企画するに至りました。

アジア学院 -「フードライフ」の哲学に基づいた農村指導者育成(11月7日)

20160119-t-2.jpg「フードライフ」の考え方を学ぶ

彼らが来日した11月7日。成田空港に到着した後、栃木県那須塩原市にあるアジア学院を訪問しました。アジア学院は、アジア・アフリカ・太平洋地域の農村で活動する指導者育成のための学校です。海外からの学生は4月から12月までここに滞在し、期間中、キャンパスにある農園で農作業に従事しながら、日本各地の先駆的な有機農家を訪問し見識を深めていきます。

20160119-t-3.jpgアジア学院で実習に参加
20160119-t-4.jpgアジア学院のカリキュラムを学ぶ

アジア学院では「フードライフ(食料と命を切りはなすことはできない)」という考えを徹底し、実践にも取り入れています。自国ではリーダー的存在である学生たちは、アジア学院では、数名でチームを組み日数を決めてリーダーを交代していくそうです。リーダーとしての振る舞いがどうであったのか、別の学生から率直な意見が突きつけられると言います。それはまさに、自らの振る舞いが農民からどう見られているのかを映す鏡でもあります。タイからやってきた若手NGOスタッフたちにとっても、今後、自分たちが地域の指導者としてどう振る舞ったらよいのか、その一挙手一投足が問われることの厳しさを感じたようです。

つづく

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