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南相馬市小高区を訪問

タイ事業担当 下田 寛典
2014年7月 4日 更新

6月25日の午後は、南相馬市小高区塚原行政区の区長でいらっしゃる今野由喜さんに小高区を案内していただきました。

避難区域が再編されはしたものの、小高区はいまだに宿泊が認められていません。小高区と接する浪江町との境まで足を延ばしました。道中、いたるところで除染の作業をしている姿が見られましたが、除染後の土壌は仮置き場がまだ決まっておらず、仮仮置き場に一時的に置かざるを得ないとのことでした。

小高区を案内してくださった今野さん(左)小高区を案内してくださった今野さん(左)

塚原行政区に足を運ぶと、津波被害の痕跡が生々しく残されていました。住宅の基礎がむき出しになり。風呂場であったであろう場所も露わになっていました。今野さんによれば、震災直後に10メートルを超す水の壁が迫りくるのを目撃したとのことです。

今野さんが住んでいらした<br/>小高区塚原行政区の現在今野さんが住んでいらした
小高区塚原行政区の現在

震災直後のことを振返って、今野さんは言います。

「津波の被害はどこまで来たかが目に見えて分かります。それに比べ放射能の被害は、目に見えません。それが必要以上に恐怖心を持つことにつながったのだと思います。また、震災直後に肉親を亡くされたり、また行方不明になった方も多くいらしたのに、私たちは避難を強いられ、親族を探しにいけない状況が続きました。住民は心に大きな傷を負ったと思います。

そして、今回招聘したタイ人に対して次のようなメッセージを伝えました。

「皆さんにぜひ理解していただきたいのは、原子力発電は最初から最後まで完成した技術ではない、ということです。放射性廃棄物の処分方法はいまだ見つかっていません。原子力発電所を持つということは、子どもや孫の世代に汚染物質を押し付ける、ということでもあります。確かに、原発は安価に発電できるでしょう。私も震災前まで、心の中では、原発はあまり良いものではないな、賛成ではないなと感じていました。でも、事故が起きて今は非常に反省しています、なぜ私はもっと自分の意見を外に出して反対をしてこなかったのだろうか、と。放射性廃棄物を次世代へ引き継ぐことになってしまう原発について、タイでもその是非をぜひ考えてほしいと思います。」

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