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福島原発事故から3年が経過した
いまの日本を学ぶ

タイ事業担当 下田 寛典
2014年7月 1日 更新

2009年から始まった日タイ若手農民交流は、これまでに、日本の農家がタイの若手農家の農園を訪問し、タイにおける農業の問題や社会問題に関して学んできました。

2011年の東日本大震災を受け、その後、タイの農家やNGOと話す中で、JVCはタイにおける原発建設計画を知りました。福島原発事故があったことで、一時的に計画はストップしていますが、これまでの経過の中ですでに4か所ほど建設候補地が挙げられています。タイの原発建設候補地はいずれも農村地域であり、JVCでは2012年から、タイ人を日本に招聘し、福島原発事故の「いま」を知り、原発リスクについて理解を深め、タイの今後の発展の方向性を考えるきっかけを提供するべく、福島訪問をプログラムに組み込み交流を重ねてきました。

6月23日、今年もタイから2名の方が来日されました。ひとりはタイのエネルギー政策の研究者で、もうひとりは原発候補地のひとつに挙げられている東北タイの農村からいらっしゃいました。

来日したタイの方2名。来日初日にJVCを訪問した来日したタイの方2名。来日初日にJVCを訪問した

初日は会津地方に向かいました。ふくしま地球市民発伝所の竹内さん、藤岡さんから福島原発事故とその影響に関しての全体状況と、喜多方市山都町で有機農業を営む浅見彰宏さんからもお話を伺いました。

喜多方市山都町を訪問。浅見さんの話を伺う喜多方市山都町を訪問。
浅見さんの話を伺う

浅見さんからは現在の日本の山間地農業が抱える問題、そして、食料の安定供給だけではない農が持つ多面的な機能についてお話しいただきました。また、東日本大震災を経て、改めて「耕しつづけることの意味」を考えたと浅見さんは言います。「農業は、未来と現在、人と人、人と環境をつなげる役割がある。こうした繋がりを次世代にリレーしていくために、耕し続けなくてはならないのです」と浅見さんは続けました。

浅見さんの農場を歩く浅見さんの農場を歩く
美しい自然環境を守るのも農の社会的役割美しい自然環境を守るのも
農の社会的役割

また、「福島の問題は一箇所の特殊な問題ではありません。東日本大震災をきっかけに日本の農村地域の20年先を経験してしまっただけです。いずれ同様の問題が日本各所で起きます。だから今ここで解決策を見出さなくてはなりません。」と仰いました。

原発そのものの是非のみならず、「私たちはどういう社会で生きたいのか」という社会の発展の方向性をまず議論していくことの重要性をタイの方も感じてくれたようです。日本滞在は6月30日まで続きます。滞在中の様子を少しずつ報告していきます。

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