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2012年12月 1日 【 第13期インターン(2012年度)

稲刈り

13期インターン 小川 友理
2012年12月20日 更新

村に住んで約3週間、農作業といえば、グラジアップデーン(ローゼル:ハイビスカスの一種)摘みを少々した程度でしたが、ついに本格的に稲刈りが始まりました。今はどの農家も稲刈りの時期なので、「稲刈り終わった?」が村の人たちの挨拶代わりになっています。朝は8時から夕方の17時までただひたすら稲を刈り続ける毎日です。

とはいっても疲れたときは田んぼの真ん中に生えている大きな木の下に集まって休憩しますし、昼ご飯を食べた後にはハンモッグに揺られながら昼寝もしたりします(とっても気持ちがいいです)。最初に「稲刈りの時期は8時から17時までずっと稲刈りをするんだよ」と言われたときは、大変そうだと少し気が重くなりましたが、案外あっという間に過ぎていく日々でした。

無心で黙々と刈るのも楽しいです。おしゃべりしながら刈ったり、音楽を聴いたり歌ったりしながら刈ったりと、とても自由で穏やかな雰囲気です。個室のトイレはないですが、パナーラットさん(ステイ先のお母さん)曰く、「全てがトイレ」なので、森の中で木をかき分け、クモの巣をくぐって「今回のトイレ探し」をするのも楽しいです。

稲刈りはホームステイ前の研修場所だったカオデーン農園でも経験したことがあるので要領はわかるのですが、風と洪水に流されてほぼすべての稲がぱったりと倒れている状態なので、足と鎌を使って稲を起こすところから始まり、長さも稲の付き方もまちまちだったり、倒れている向きも様々なため、稲に合わせてあちこち向きを変えながらの作業は場所によってはとてもやり辛かったです。

カオデーン農園での脱穀の特訓カオデーン農園での脱穀の特訓

全身筋肉痛になり、へとへとに疲れていてもまだ終わりが見えない日は早く帰って寝たいと思うときもありましたが、稲刈りは私がやりたかったことのひとつでもあり、成果が目に見えるのでやりがいもあり、やっぱり一番好きな作業です。

それにしてもとにかく広いので、毎日やっても終わらないんじゃないかと始めの頃は気が遠くなりそうでしたが、みんなでやれば一週間もかからず終えることができました。特に貢献してくれたのが出稼ぎ労働者のカンボジア人で、刈り取った量で報酬が決まり、私たち以上に生活がかかっているためか、一家総出で出勤し、朝は私より早くから刈り始め、昼休みもご飯を食べ終えると休憩もそこそこに田んぼへ戻っていきます。

稲刈りはしたことがないそうですが、横一列に並んでものすごい勢いで刈り取っていき、17時になるとあっという間に撤収します。パナーラットさんとカンボジア人の間に完全な主従関係が存在していたことや(少し見下しているようにも見えました)、特に裕福なわけではないこの農村でもさらに貧しい人たちが生活の為に必死に働いていたことは私にとって印象的なことでもありました。

今は稲刈りが終わりましたが、稲を乾かし、束ね、脱穀と、作業はまだまだ終わりません。私も少しでも役に立てるように頑張っていこうと思います。

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