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(前回より続く)

避難民向け住居の入口にクルマを停めると、あたり一面に広がる畑ではソルガムが膝の高さまで育っています。9月も中旬になり、種子を配布してからは約1か月。雨にも恵まれて生育は順調なようです。

ぬかるんだ地面に気を付けながら歩いていくと、向こうに見える家の前では人々が椅子を並べて会合の準備をしています。
「さあ、どうぞこちらへ」
椅子を運んでいた住民のひとりが、JVCスタッフの姿を見つけて手招きをしてくれました。私たちは7月からここで活動をしているので、住民とはすっかり顔馴染みになっています。

「今日は、住民の皆さんは何人くらい集まるのですか?」
「ウムダ、シエハ(※)が数人、ほかに保健委員会のメンバーが集まります」

保健委員会とは、2か月ほど前に州保健省が国連の支援で実施した「保健衛生研修」に参加した住民たちによって構成されています。まだ活動をしているわけではありませんが、水の供給は公衆衛生とは深い関係があるので会合に呼ばれているのでしょう。

今日は、ここティロ地区の避難民向け住居に設置されるウォーターヤードについて、住民代表とJVC、それに州政府も加わった初めての会合です。

※ウムダ、シエハ:この地方では、村の住民リーダー(村長)はウムダ、村よりも小さな集落のリーダーはシエハと呼ばれる。この避難民向け住居には複数の村から避難してきた人々が住んでいるが、元の村のウムダやシエハも同じく避難民となってここに一緒に住んでいるケースが多い。そして、ここにおいても相変わらず住民リーダーとして人々の世話を焼いている。

(前回より続く)

ガルドゥッド地区のウォーターヤードガルドゥッド地区のウォーターヤード

最初に訪問したのはカドグリ市街の北東、ガルドゥッド地区にあるウォーターヤードです。この辺りは、今年5月に多くの避難民を受け入れJVCが支援物資を配布した地区でもあります。

「おお、でっかいウォーターヤードだなあ」
JVCスタッフのアドランとタイーブが、給水塔を見上げて感心しています。ここにウォーターヤードがあることは以前から知っていましたが、近くに来てみてみるとその大きさを実感します。

「タンクには1万ガロン(約4万リットル)の水が入るぞ」
ウォーターヤードの管理人らしい、年配の男性が出てきて教えてくれました。

「水をどうにかして欲しい」
「隣のティロ本村にある井戸まで汲みにいくのは遠い」

カドグリ郊外、ティロ地区の避難民向け住居では、7月末までに230戸への入居がほぼ完了しました。人々の暮らしが始まれば、まず問題になるのは生活用水の確保です。

計画では、国連が手押しポンプ井戸を2基、JVCが揚水機付きの井戸を1基建設することになっていました。このうち手押しポンプ2基は8月から9月にかけて完成し、住民は遠くまで出かけなくても水を利用することができるようになりました。

しかし、11月から乾季が始まると水の需要がぐっと増えます。そのために、より供給能力が大きい揚水機付き井戸の完成が待たれています。

「揚水機付き井戸」といっても、皆さんにはピンとこないと思います。

まずは、写真をご覧ください。

カドグリ郊外のウォーターヤード。給水タンクの容量はJVCが計画しているものと同じ5千リットル。カドグリ郊外のウォーターヤード。給水タンクの容量はJVCが計画しているものと同じ5千リットル。

これは現在カドグリ周辺で稼働している揚水機付き井戸です。JVCが設置したものではありませんが仕組みは同じです。

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