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マンガテン国内避難民キャンプ①での子どもたちの就学支援(小学校での学用品配布)

代表理事 今井 高樹
2018年8月28日 更新

キャンプ①には、難民キャンプの子どもたちのために設立された小学校があります。

トタン板の屋根に竹材の壁という教室で、入学前の幼稚園クラスから5年生まで、計6クラスが運営されています。1月に先生と協力してキャンプ内の家庭を訪問し、通学していなかった子どもも含めて300名の児童名簿を作成しました。そして2月にノート、鉛筆・ペン、消しゴムなどの学用品を配布しました。

写真は今年2月に配布したときの様子です。

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配布から1ヶ月後の3月、学校を再訪して、実際に何人の児童が学校に通っていて、何人が配布された学用品を使っているかを確かめてみました。

先生によれば、3月現在の児童総数は361名。配布した時の300人よりも更に増えています。

「ここは学費が無償なので、それを聞きつけたキャンプ②の子どもたちも通ってきている。児童が増えているんだ」とのこと。
幼稚園クラスで、「みんな、2月に配ったノートを受け取りましたか?」
と尋ねてみましたが、きょとんとしています。ちょっと質問が難しかったのでしょうか。

1年生クラスも同様。小学校2年生になると、みんな質問を理解して、配布されたノートを手に取ってみせてくれました。数えると、教室にいた40人のうち35人が、私たちが配布したノートを持っています。

5年生クラスまで巡回したところ、2年生以上では約9割の児童が受け取ったノートを使って勉強していました。受け取っていない子どもに理由を尋ねると、
「配布があった2月初めは、まだ学校に来ていなかったから」とのこと。

2年生クラス2年生クラス
4年生クラス4年生クラス
5年生クラス5年生クラス

ところで、教室を回って気になったのは、登録されている児童数と実際に学校に来ている児童数が相当に違っていることです。

全校での登録児童数は前述の通り361人。この日、教室にいた児童は全部で約230人。100人以上が、この日欠席していることになります。

「欠席している子たちは、どこで何をしているの?」と生徒に聞いてみると、
「国連キャンプに行ってるよ」との答えが返ってきました。

距離を示す地図距離を示す地図

「国連キャンプ」と彼らが言っているのは、ジュバ郊外の国連平和維持活動(PKO)司令部の敷地内にある「国連避難民保護施設」のことです。ここからだと距離が10キロ程度あるでしょうか。

国連キャンプに何をしに行っているのかというと、そこで配布される食料の一部をマンガテンの自分たちの家族のために運んでくるようです。

どんなものを運ぶのか詳しく尋ねてみると・・
ソルガム(イネ科の穀物)、豆、小麦粉、食用油、など。

といっても、いったい国連キャンプで配布される食料を
「誰から」「どうやって」もらってくるのでしょうか。
それを尋ねると、ある生徒は「お母さんからもらう」と答えました。

「お母さんが、国連キャンプにいるの?」
「うん」
「お父さんは?」
「ここ、マンガテン・キャンプ」

なんと、夫婦で国連キャンプとマンガテン・キャンプで別居しているわけです。理由ははっきり分かりませんが、夫婦仲が悪いわけではなく、両方でそれぞれ支援を受けられるなど経済的な利得がある、または政治的な理由から夫が国連キャンプに住みたくない、といったことかも知れません。

それにしてもハッキリ分かったのは、国連キャンプとマンガテン・キャンプ①は、地下水路でつながった二つのプールのようなもので、国連キャンプに水(援助物資)が流れ込めばマンガテン側の水位も上がるということです。

学校を訪ねることで、また新たな事実を知ることができました。

マンゴーを売る女の子

学校が休憩時間に入り子どもたちが外に駆け出すと、外にはマンゴー売りが来ていました。たらいに山積みになっているマンゴーを前にすわっているふたりの売り子は、なんと小学生の年齢の女の子たちです。

1個10ポンドのマンゴーは小学生たちに結構売れていて、みんなそのまま丸かじりします。売り子のふたりに尋ねると、自分たちで毎日市場に仕入れに行き、 2個10ポンドで買ってくるのだそうです。買値の倍で売っているわけです。

「学校には通っているの?」と尋ねると、学校には全く行っていません。
マンゴー売りで毎日学校に来ているのに、学校には登録されておらず、 授業に出たこともないようです。

教室のすぐ脇で、こんなことが放置されていていいのかと考えさせられる出来事でした。

マンゴーを売る少女マンゴーを売る少女
小学生たちが買って食べている小学生たちが買って食べている

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