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南アフリカでの活動

南アフリカのHIV/エイズを取り巻く状況、活動の背景

2018年2月26日 更新

南アフリカのHIV/エイズの現状現在、南アフリカ共和国(以下、南ア)では、総人口約5600万人の13%にあたる710万人がHIVに感染していると報告されています。一国の陽性者数としては世界最多で、南アの人口は世界人口のわずか0.7%を占める程度ですが、HIV陽性者数に関しては世界の陽性者約3,700万人のうち5人に一人が南ア人であることを意味します。また、特に15~49歳の若い成人人口間では5人に1人が感染しています。

南アフリカ政府による政策

こうした状況に対し南アフリカ政府もHIV/エイズ対策に力を入れており、改善されたこともあります。例えば、JVCがHIV/エイズに関連した活動を開始した2005年当時から数年間は、ARV(抗レトロウィルス薬)を必要とする人でアクセスできる人は約12%でしたが、これが2009年に約64%になりその後もこれが安定しています。このため、当時年間37万人、一日約1,000人がエイズで亡くなっていましたが、現在はその3分の一以下、年間約11万人(300人/日)に減りました。また、母子感染予防対策(PMTCT)も講じられ、感染した妊婦の95%が必要な治療にアクセスしていると報告されています。このような変化を経て、「エイズ=死」ではなくなり、HIVは感染したとしても適切なケアにアクセスできれば生きられる病となったと言われています。

残された課題

しかし、実際にはデータが示すほど人びとの状況が改善されていない現実もあります。例えば、JVCの活動地では、副作用の強いARV服薬に欠かせない食事が貧しさゆえに手に入らない、体調が悪いなか交通費がなくて病院にたどりつけない等の理由で、薬にアクセスできず命を落とす人がいます。また、女性の地位がまだまだ低い農村部で、望まない妊娠をした女性がそれを隠し、病院に行くのが遅れて亡くなる人、あるいは母子感染する子どもなどの事例が少なからず確認されています。このようにHIV/エイズの課題は、貧困やジェンダーなど様々な社会的な課題と結びついていて、それがゆえに包括的に様々な形でアプローチしてくことが求められます。

HIV/エイズに対して脆弱な子どもや若者、女性

こうした状況下で、減ったとはいえ、年間の新規感染者数はいまだ27万人にものぼり、2016年の統計で世界の新規感染者の15%が南アフリカ人と報告されています。その影響を特に受けているのが子ども、若者、女性たちです。
今でも年間約2万人の子どもたちが感染し、現在約36万人の子どもたち(0-14歳)がHIVに感染していると報告されています。エイズで親を亡くしたとされるエイズ孤児は170万人いると言われています。感染したり、親をエイズで亡くした子どもは差別や偏見にさらされ、誰も世話をしてくれる人が見つからないケースも少なくありません。これらの子どもたちは、性的虐待の対象にされやすい、生計を立てるために売春をするなどの理由で、HIV感染リスクに脆弱だと言われています。

若い世代の感染拡大もいまだ大きな課題として残されています。UNAIDSの最新データでは、15~24歳の若い世代でHIV予防方法を知っているのが45%と報告され、また15-49歳の男性における性交渉時のコンドーム使用率は、2008年の65%から2012年に50%に下がったという統計もあります。実際、南アにおいてHIV感染率が最も高い年齢層は20~35歳年の若者・働き盛りの世代です。こうした中、特に影響を受けているのが女性です。この世代の女性の感染率は同世代の男性の4倍にものぼり、毎年の新規感染者の約25%を占めています。その背後には女性の地位の低さがあり、若い女性の間では25%が性的暴力による感染という統計も出ています。

以上から、南アでは、HIV/エイズの問題に対し、貧困やジェンダーの課題も含む包括的なアプローチで取り組むこと、HIV/エイズの影響を受ける子どもへのケア・サポートの提供、次世代の感染予防を念頭に置いた若い世代を対象とした支援が急務とされており、JVCはこれに取り組んでいます。

※以上の文中で引用したデータは以下より抜粋

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