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活動写真ギャラリー-5- (2005年7月〜9月)
2006年1月12日 更新
[現地スタッフ]

現地代表: 小林恭恵

01.この時期、南アフリカは乾期、かつ冬期である。今年は特に旱魃がひどく、どの農民も農業用水の確保に苦労しており、青々とした畑は数少ない。Upper Mnxe村のMrs. Ndibiは、近くの泉から汲んできた水を畑にためている。

02.Cala Reserve村のモデル・フィールドの1つ。自給に充分な小麦を栽培できる大きなフィールドだが、今年は作付けが間に合わなかった。中央右側に見えるのは、等高線を測定したライン。これに沿って耕作することで、土壌流出を緩和し、いっそうの雨水を土地に浸透させることができる。

03.同じく、Cala Reserve村のモデル・フィールド。雨水が主な農業用水であるため、フィールドの隅に設置されたダムは、乾期の栽培に重要になっている。毎年ダムを掘り広げるMr.Sakiwe(中央)と、これにアドバイスをする専門家のウィグリー氏(左)。

04.同じく、Cala Reserve村のモデル・フィールド。Mr.Sakiweはダムの雨水を利用して、今年から乾期の野菜栽培に挑戦している。栽培しているのは、玉ねぎ、ほうれん草など。

05.今年度に資材を支援し、設置しているUpper Mnxe村のモデル・フィールド。2家族が各1ヘクタールのフィールドに柵を設置中である。この写真は7月に撮影したものだが、フェンス設置予定地に支柱を立てる穴を掘る作業をしていた。

06.同じく、Upper Mnxe村のモデル・フィールド。9月には、支柱の設置と鉄条網の取り付けが着々と進められていた。中心となっているMrs.Babaは、雨期である11月からのトウモロコシの作付けを目指している。

07.8月には、今年3回目の畑のモニタリングが実施された。これは、Cala Reserve村の様子。乾期かつ冬期での栽培は非常に困難であるが、雨水利用のデザイン(ダム、プランティングサークル、等高線に沿った溝など)がしっかりしていれば、少ない水での栽培が可能になる。

08.同じく、畑のモニタリング、Roma村の様子。雨が少ないことに加えて、この時期は家畜の被害も目立つ。一面が茶色に枯れているため、畑の緑が放牧されている家畜を誘引するのだという。この畑は、ヤギに侵入され、野菜を食い尽くされてしまった。

09.同じく、畑のモニタリング、Sifonondile村の様子。27点中25点と、最高点を獲得した畑である。この畑には、つねに収穫できる野菜と育成中の野菜が並行して栽培されている。さらに、畑の半分(写真の奥)には、家畜用にオーツも栽培中である。この畑は、計画的な作付けのお手本である。

10.今回のモニタリングで最高点を獲得したSifonondile村のMrs.Dyanti。優良農民(Cadre)を代表する1人である。薬用樹であるキャンサーブッシュ(写真の足もと)を畑に植えた。

11.7月、Cala Reserve村では、雨水用ダムの設置が進んでいる。Mrs.Moletsane宅では、資材の支援にあたり、ダムが拡張され、雨水が流れ込むための溝も広げられた。専門家のウィグリー氏(右)が、セメントの塗り方をアドバイスしている。

12.Cala Reserve村の雨水用ダム、9月の様子。ダムにセメントが塗られ、水くみ用に階段まで設置されていた。また、雨水が流れ込むための溝には、ゴミが流れ込まないように弁を設置するなど独自の工夫がなされていた。ダムの水を利用し畑の作物を増やそうとMrs.Moletsaneは畑の柵も自分で修復していた。後は、まとまった雨を待つだけである。

13.昨年Sifonondile村に設置した、共同菜園用貯水槽に水を引く水源地。設置したパイプがはずれ、水源から水が流れつくされてしまっている。いったん水は確保されたものの、農民による貯水槽の持続的な管理は、今後の課題として残されている。

14.同じく、Sifonondile村の共同菜園用貯水槽。パイプは修理されたが、バルブが盗まれたり、新たな修理箇所が出てきたりするので、適切な管理体制が必要である。管理をどのようにしてゆくのか、農民アシスタントのシンピウエ(右端)が農民たちと話し合っている。

15.Cala Reserve村のシンピウエ宅に設置された野菜の苗床。環境保全型農業で生計を立てる必要を痛感しているシンピウエ(右)と、ビジネス・プランについても話し合っている。農業で生計が立てられなければ、家族を抱える家長として、都会に出稼ぎに出るしかない。

16.昨年度に4ヶ村で設置したコンポスト・トイレ(堆肥利用型トイレ)のフォローアップの様子。これはRebbelskloof村のトイレ。トイレの使い方を間違えないよう現地語で使用方法をまとめたポスターを作成し、トイレ内に貼るようにした。

17.こちらは、Sifonondile村に設置したコンポスト・トイレ。 熟成用と利用用の2つのピットを備えたこのトイレは、利用中に枯葉やおがくずを人糞に追加すること、熟成中に水をまくことが不可欠である。また、ピットのトタンカバーには、通気をよくするための孔をあける必要がある。このトイレには、孔が充分に開けられていなかったので、専門家のウィグリー氏がアドバイスしている。また、家族が家の隣にトイレを設置することを心配していたので、コンポスト・トイレを有効活用している農民を訪問し、話を聞くようにアドバイスした。

18.9月に実施されたスタディ・ツアー。カラから120キロほど離れた街、クイーンズタウンの農場を訪問した。参加の際、農民は、村からカラまでの交通費を自己負担することになり、それでも参加したいという強い熱意を持った農民が、7名参加した。冬季には畑に緑が少ない農民たちにとって,青々と旺盛な野菜が栽培されていることは、大きな驚きであった。

19.同じく、スタディ・ツアーの様子。この農場では、ダムを利用した小規模灌漑装置を使って野菜を有機栽培している。農民たちは、灌漑にとどまらず、小さなベッドで労働、肥料、水という畑へのインプットを集約することで、収穫を増やしている方法から多くのことを学んだ。

20.同じく、スタディー・ツアーの様子。訪問した農場にも、雨水用のダムが設置されていた。農民たちは、蒸発を防ぐためのカバーや、セメントを節約するためのビニールシートの使い方について、説明を聞いている。

21.スタディ・ツアーの後、参加した農民は、学んだことを持ち帰って実践に移している。 Sifonondile村のMrs.Hotyanaは、新たに苗床を設置した。農場で見学したような立派な苗床は、農民には手が届かない。寒冷シートは高価で、しかもカラでは手に入らないからである。しかし、身近な資源を利用して、苗床を設置することはできる。農民たちの工夫には、関心させられることが多い。

22.9月に、カラにデモンストレーション用「タワー・ガーデン」を設置した。これは、家庭の排水を利用して野菜栽培を行う試みである。円柱の中心に平らな石を詰め込み、上から排水を流し込めるようにする。周囲には、家畜糞、草木灰を混ぜた土をつめる。

23.円柱の周囲には、寒冷シートを巻きつける。バケツに平らな石を詰め込み、周囲に土をつめ、少しずつバケツを持ち上げてゆく。上から注ぐ排水は平らな石にぶつかり、周囲の土を湿らせる。

24.完成したタワー・ガーデン。大量の土を使用するので、雨水用ダムを設置するときに掘り出した土を利用するとよい。寒冷シートに穴を開け、側面に野菜の苗を植え込む。側面にはほうれんそうなどの葉もの野菜を、上部には、トマトなどの支柱が必要な野菜を植える。

 
 


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