アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
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現地ブログ from 南アフリカ

南アフリカ通信

南アフリカ事業担当渡辺が、現地での活動の様子をお伝えします。

ファッションショー with LMCC

南アフリカ事業担当 渡辺 直子
2014年1月17日 更新

普段は生活しやすいような格好をしている南アフリカの農村の人たち。「ハレの日」にはここぞとばかりに着飾ります。11月下旬に開催した修了式や子どもイベントも同様で、皆誇りをもって民族衣装を身にまとっていました。中には民族衣装をモダンにしたものや現代的な洋服に身を包んだ人もいます。その姿の美しかったこと!!

というわけで、写真を加工して全部載せてみることにしました(テレビ東京の「出没!アド街ック天国」の合間に入るかわいくてオシャレな町の女の子たちが登場する場面の音楽、Patty Austionの"Kiss"を思い浮かべながら・・・)。

ファッションショー with LMCC。Patty Austinの「Kiss」の曲とともに・・・。ファッションショー with LMCC。Patty Austinの「Kiss」の曲とともに・・・。

修了式

南アフリカ事業担当 渡辺 直子
2014年1月17日 更新

11月26日、一年間の研修の修了式を行いました。当初は各活動別に行うように計画されていたのですが、現地スタッフとLMCCスタッフやボランティアと相談して、HBC、ドロップインセンター、高齢者対応ボランティアの全活動合同で行うことになりました。活動間の対応に差がつくと望ましくないことと、全ての活動が協働してこそLMCCとして意味のある活動が出来るということを認識する場として修了式はふさわしいだろうということが主な理由です。

こうしたイベントがある際、普段は人が集まれる屋内スペースの関係で、ボドウェ村というところで行われることが多いのですが、今回は振り返りワークショップの中でマガンゲニ村のボランティアさんたちが「うちでホストしてみたいわ」と言ってくれ、当日の準備を行ってくれました。式はこのマゲンゲニ村のチーフ(首長)の家系の方も参加してくださり、彼のスピーチから始まりました。

「皆さんの日々の働きは本当に感謝しています。今回皆さんはその活動の質を向上させるために研修に参加をして学ぶ機会を得ました。今日は修了式ですがこれで終わりではなく、これからが始まりです。修了証に甘んじることなく、どうか学んだ知識を生かして今後も自分たちのコミュニティの人びとのために貢献していかれることを期待しています!」

このお方、この後すぐに会場の外に出られて朝っぱらからビールを飲んでよっぱらい始めましたが、なかなかいいことをおっしゃいます。彼のスピーチに感極まっているボランティアさんたちも何名かいました。

今回の救急法の研修で学んだもののなかで記憶力のない自分でも「覚えていてられるなぁ、わかりやすいなぁ」と思ったことがいくつかあります。日本のものとは違うかもしれないのでそのまま応用できないのかもしれませんが、こんな感じです。

  • 救急法の3つの原則(Principle)は3P!
    - Preserve life - open airways and stop bleeding
    (生命の確保:気道を広げて、流血を止める)
    - Prevent condition getting worse(症状の悪化を防ぐ)
    - Promote recovery(回復を促す)
  • 3Pを満たすのために必要な4つのポイント。緊急時の対応の基本はSABC!!
    (このSABCというのが南アフリカのテレビ局の名前で覚えやすい!)
    S: safety(安全性の確保)
    A: airways→open clear and maintain(気道→広げて確保、維持する)
    B: breathing→look, listen and feel(呼吸→見て、聞いて、感じて確かめる)
    C: circulation (check pulse) / compression (learned how to compress - 2 ventilation and 30 times compression)
    (血行、血液循環(脈拍をチェック)もしくは心臓マッサージ・人口呼吸(2回人口呼吸をして30回の心臓マッサージ)
真ん中あたりに「SABC」ってあるのわかりますか?真ん中あたりに「SABC」ってあるのわかりますか?

在宅介護活動の振り返りの続きです。振り返りでは家庭訪問に続いてワークショップを行いました。ワークショップでは、それぞれの家庭訪問で見えてきたことの共有・話し合い、エイズ治療研修と救急法研修で学んだ内容の振り返り、日常生活や活動のなかで実際に使った情報や知識を共有しました。

人口呼吸の前にはまず気道を確保して・・・人口呼吸の前にはまず気道を確保して・・・

研修内容の振り返りは、「学んだ内容をとにかく思い出して書き出す」ことと救急法については「デモンストレーション(実践)」を通して行いました。学んだことをまずは覚えているのかどうかを見たかったためです。その結果、エイズ治療と救急法の両研修に関して「自分だったら二度の研修でまさかここまで覚えていられないわ」という量の情報がどんどん出されてきて、ボランティアさんたちの記憶力のすごさに舌を巻きました(自分が評価される立場でなくてよかった...)。

実際に使った情報や知識については、二度目のフォローアップ研修からまだ一ヶ月しか経っていないということもあり全員が使ったわけではないようでしたが、それでも多くのボランティアが事例をあげてくれました。

JVCは現在活動をしているリンポポ州ベンベ郡マカド地区において、昨年9月から本格的に活動を開始しました。それから一年が経ったということで、11月18日から村で訪問・在宅介護を行うボランティアさんたちと活動の振り返りを行いました。JVCはボランティア育成として、エイズ治療や救急法に関する研修を提供していますがその成果や現状における課題を抽出し、今後の教訓を得ることが目的です。このため振り返りは、

午前:ボランティアさんたちの患者宅の訪問介護に同行
午後:一緒に年間を振り返るためのワークショップ

という形で行いました。

在宅介護ボランティアさんたちはいつも炎天下のなかを延々と歩きます。頭が下がります。在宅介護ボランティアさんたちはいつも炎天下のなかを延々と歩きます。頭が下がります。

仲良し3人組?!

南アフリカ事業担当 渡辺 直子
2014年1月 6日 更新
そろいも揃って赤Tシャツにデニムのボトム。仲良し3人組。そろいも揃って赤Tシャツにデニムのボトム。仲良し3人組。

11月某日の事務所の光景、何か気になるなと思ったら、JVC南アフリカ事務所スタッフのモーゼス、ドゥドゥと菜園トレーナーのアベルの3人が、そろいも揃って赤いTシャツ+デニムのボトム姿でした。「おそろいの洋服着てくるって決めていたの~?」とからかったら3人とも照れてしまって嫌そうな顔...。

普段から仲がよく、すばらしいチームワークで活動を進めている3人ですが、こんなところでも気が合う(?)のでした。

事務所の食事

南アフリカ事業担当 渡辺 直子
2014年1月 6日 更新

前回に引き続き「食べること」についてです。

JVC南アフリカは現在ジョハネスバーグと活動地であるリンポポ州に事務所を構えていますが、いずれも出張中のスタッフが泊まれる「宿兼事務所」になっています。このため食事は基本的に自炊です。この3週間(11月現在)ほどは、リンポポ事務所に現地スタッフのドゥドゥと二人きりなので、特に決めたわけではないのですが、なんとな~く、ゆる~く、交代しながら食事の準備をしています。私が準備をするときは和食が多いのですが(ドゥドゥは和食が大好き!)、ドゥドゥのときは「The 南アの食事」になります。南アの食事とは、基本的には、主食のパップ+付け合せ2~3種です。

ある晩は、
(a) イエローメイズのパップ+かぼちゃをバターで炊いたの+かぼちゃの葉っぱを乾燥させたものとチリ(唐辛子)の炒め煮+チキン(トマト、玉ねぎ、コンソメ味であっさりとしたソースと)

(a)の食事。どれも新鮮な食材。(a)の食事。どれも新鮮な食材。

【家庭菜園研修】
家庭菜園研修 フローレンスさん

南アフリカ事業担当 渡辺 直子
2014年1月 6日 更新
緑いっぱいのフローレンスさんの畑緑いっぱいのフローレンスさんの畑

前回「ただ一人有機堆肥を作っている」と報告したフローレンスさんの畑は緑があふれてとってもきれいです。家に水源(井戸)があるというアドバンテージはあるものの、マルチ、混作、有機堆肥、等高線に沿って植える畑のデザイン、畝の作り方...などなど学んだことがほぼ全て、完璧に適用されていて実に見事な畑です。

私たちも日々の食事のために野菜がほしいとき、ちょうどボドウェ村にいられれば、フローレンスさんから買うことがしばしばあります。しかし...フローレンスさんにいろいろといただいてしまうことのほうがはるかに多いのが実際のところです。

【家庭菜園研修】
家庭菜園研修~有機堆肥と液肥のその後~

南アフリカ事業担当 渡辺 直子
2013年12月17日 更新

さて、前々々回お伝えしました有機堆肥と液肥のその後です。前回前々回の記事内でお伝えしましたトボワニさんとサルミナさんはいずれもモニタリングの中で有機堆肥はつくっておらず、今も鶏糞を利用していらっしゃることがわかりました。また、先日、駐南ア日本大使館の方が事業地を訪問してくださった際、シャンガナニ・タウンシップの菜園も3ヶ所ほど訪問したのですがいずれも有機堆肥はつくられておらず、ここでは鶏糞や牛糞も使われていません。唯一、このとき訪問した、パートナー団体LMCCの高齢者ケアボランティアのフローレンス(Florence)さんだけがつくっていらっしゃいました。

が~ん・・・。10月の研修時には全員が「今後有機堆肥をつくります!」と宣言していたのに、この状況をどう捉えたらいいのでしょうか。トレーナーのアベルとフィリップと話し合いました。

葬儀の日の雨

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2013年12月11日 更新
マンデラ元大統領の記事が並ぶ、新聞各紙マンデラ元大統領の記事が並ぶ、新聞各紙

アフリカでは、葬儀の日に雨が降るのは、神が死者を天国に迎えに来た、と考えるそうです。

昨日、ネルソン・マンデラ氏のメモリアル・サービス、追悼式典が2010年ワールドカップのメインスタジアムとなったソウェトのFNBスタジアムで行われました。式典がはじまる予定の午前11時には、ジョバーグは土砂降り。この夏の時期、天候が不安定とはいえジョバーグでは夕立が多く、午前中に大雨となるのは珍しいことです。マディバ(マンデラ氏の愛称)を迎えに来た雨の中、スタジアムは朝7時のニュースが流れたころから、南アフリカの旗を身にまとった人びとで賑わっていました。

スタジアムに集まる人を見て印象的だったのが、多くが若い人たちだったことです。南アフリカは来年で民主化20周年を迎えます。マンデラさんが投獄されていた27年間を含めアパルトヘイト政権と闘った年数のほうが民主化後の期間より圧倒的に長いのに、人びとにとってマンデラさんはあくまで も新生南アフリカの象徴であり、辛い闘いや過去への憎しみを背負った人ではないのです。民主化後の記憶しかないであろう若者がマンデラさんをとても近い存在として親っているのを見ると、過去を許し、和解、新しい国創りにチカラを入れ、常に前を向いて進んできたマンデラさんの残した軌跡が南アフリカの人びとの心に刻まれていることが鮮明に見えてきました。

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