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パートナーを探して、リンポポ南部へ

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2015年6月 9日 更新
ヴァールヴァッタル・ウェルフェア・ソサエティに到着ヴァールヴァッタル・ウェルフェア・ソサエティに到着

ドロップ・イン・センター(DIC)の活動改善の一環として、他団体との経験交流、より先駆的な活動をしている団体からメンター(助言や対話を通して長期的に活動の改善をサポートする存在)を招聘したい、という計画があります。
しかし、この相手となる団体を探すのに一苦労。DICの活動は資金調達の難しさなどもあり、なかなかいい団体を(とくにリンポポ州周辺で)探すことができていませんでした。

先日、日本大使館から草の根資金をもらった経緯のある団体で、子どもとくに青少年の活動を活発にやっている団体があるとの紹介を受け、Vaalwater Welfare Society(WWS)を訪問してきました。
Vaalwater(ヴァールヴァタル)は、同じリンポポ州内とはいえ、首都プレトリアに近く、私たちの活動地域からは車で片道4時間の距離にあります。まずはどんな活動をしているのか、今後協力できる可能性があるかを聞き取り行ってきました。

3年間のヴィジョンの創作が目に飛び込んでくる3年間のヴィジョンの創作が目に飛び込んでくる

事務所についてまず目に飛び込んできたのが、団体のこれから3年先のビジョンを、スタッフ全員で話し合ったという、マインドマッピング。イギリスでこの手法を使ったファシリテーションを専門とする人が毎年ボランティアで、ワークショップを開催してくれているそうです。

創設者メリーさんと2時間も話しこんだ創設者メリーさんと2時間も話しこんだ

創立者の一人である、メリー・ステファンソンさんに話しをうかがいました。彼女はもともと英国出身。車のディーラーの仕事で南アフリカに出張に来た際に、HIV/エイズで次々と命を落としていく人を目の前にしていたたまれなくなり、その2年後には南アに移り住み、WWSを地元の人たちと立ち上げたそうです。とはいえ、現在は国際的な資金調達の責任者に留まり、マネージメントは全て地元出身の人たちに任せているそう。その多くはボランティアからはじめた若者たち、たった数年間で多くの人材を育てていることに感心しました。

WWSはもともと、エイズ・ホスピス(終末期医療)として始まり、HIV陽性者のニーズの変化に合わせ、家庭訪問介護、エイズ遺児の支援、青少年への啓発活動・育成、小規模ビジネスサポート、と活動を広げていったそうです。
中でも、私が関心を持ったのはユース活動。ユースの活動はとくに関心がある代が巣だっていってしまうと次に続かないのが課題であることが多い中、数年間に渡って若者たち自らが仲間をよんで活動を続けています。その秘訣を聞くと、とにかく若者の好きなことと活動を結びつけること。男の子のグループはサッカーチームとしても活躍し、その経験からサッカーを題材としてボードゲームを開発。このゲームを通して、HIV予防、避妊、アルコールなど若者の生活に関係あるトッピクをゲームを楽しみながら議論できるそうで、啓発活動に役立てられています。

若者が開発、サッカーを使ったボードゲーム若者が開発、サッカーを使ったボードゲーム
ボードゲームには、HIV予防などを議論する質問が隠れているボードゲームには、HIV予防などを議論する質問が隠れている

また、ドロップイン・センターの活動もしっかりしています。~15歳までのHIV陽性の子どもたちが自分たちではじめたサポートグループもあるそう。毎週一度放課後に集い、自分たちの健康のこと、学校のことなどを話し合っているそうです。こんな若い年齢の子どもたちが自主的にお互いをサポートする活動をはじめたと聞いたのは初めてのことでした。

短い滞在でしたが、若者・子どもを中心に据えた素晴らしい活動をしている団体と出会えました。今後の活動につながるか、これからみんなで検討していきます。

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