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2012年9月10日

訪問介護ボランティアが、初めてお互いの村を訪問

南アフリカHIV/エイズプロジェクトマネージャー 冨田 沓子
2012年9月25日 更新

JVCのパートナー団体であるLMCCでは、約45名の訪問介護ボランティア (HIV陽性者などの患者を在宅でケアしている)が9ヵ村で活動しています。遠いところで30~40kmほど離れている村々で普段活動するボランティアたちが、8月 末~9 月にかけて、お互いの村を訪問する、Village Exchange、交換訪問を初めて実施しました。

患者と話す様子を、じっくりと観察するボランティア患者と話す様子を、じっくりと観察するボランティア

JVCが支援する研修がはじまるのを前にした話 し合いの中で、お互いをよく知り合 い、経験を共有していく土台を作っていくことが重要だということが話し合 われました。ボランティアたちは、同じ団体で活動をしているといっても、お互いの日々の活動を今 まで実際に目にしたことがありません。月に一度全員が集 まる会合で、「課題」が共有されても、お互いの置かれている状況がわからないため、なかなか解決策を提案するまでに至らない場面を、私も何度も目にしてきました。

今回の交換訪問では、2ヵ村を1つのチームと し、一日それぞれの訪問介護に同行しました。訪問する際には、患者に対して行っているケアの内容のチェックリストと、訪問する村のボランティアの良い点、改善点、課題などをあげてもらう簡単な評価シートを用意。お互いの活動から学びを得たり、アドバイスをする方法を身につけてもらう試みの一環です。また、今回1回にとどまらず、さまざまな研修を経て、訪問を繰り返す中で、ボランティアどうしでお互いの活動の変化を評価していってもらおうと考えています。

クスリのない中、塩水で傷を消毒する方法を教え合うクスリのない中、塩水で傷を消毒する方法を教え合う

さまざまな違いや共通点に気づく中、とくにHIVに感染していることを隠す傾向にある村と、多くの人が感染についてオープンな村が大きく分かれることに、驚いていました。HIV陽性であることを知りながら、3年 間もHIV治療薬を飲むことを拒み続けている患者を訪問した後、真剣にどうすればいいのかボランティアどうしで話し合っていました。また地域によって、同じ症状に使われているクスリの種類が違う こともあり、お互いに薬の名前を教え合う場面も見られました。

来月の頭にボランティア全員を集めて、交換訪問の振り返りを予定していますが、 一先ずは、お互いに活動を支え合 い、学び合う環境作りの一助となったようです。

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