アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website
パレスチナでの活動

2014年ガザ緊急支援途中経過報告(2)

現地代表 金子 由佳
2014年9月 9日 更新
8月31日避難所での子どもの精神ケアグループセッションの様子8月31日避難所での子どもの精神ケアグループセッションの様子

51日にわたるイスラエルからの軍事攻撃の後、8月26日の夜に長期停戦をむかえてから1週間以上が経過しました。現地では少しでも「通常の生活」に戻ろうと学校が再開され、避難所からも多くの人が引き上げていきました。しかし破壊され尽くされた家々、限られたインフラサービス、人的被害、人々の精神的ダメージは大きく、それら一つ一つが、今後も続くガザ人々の苦難を物語っています。

8月31日付の国連発表によると、7月8日からの空爆による死者数は2,104人(1462人が市民、うち495人は未成年・子ども、253人は 女性)、怪我人は1万2百人、行方不明者300人以上、全壊・半壊家屋1万8千戸、今後倒壊の恐れのある家屋7万1千戸に上ります。

全体で定期的に水にアクセスできる人はガザ全体の10%程度で、停電も多く、下水処理が追いつかず、感染症が拡大しています。食料が高騰しており、停戦後家に戻った避難民の多くも、「避難所での生活よりはましだから」という理由で自分の住んでいた地域にあてもなく戻ったにすぎず、全壊・半壊の家の片隅に布団で作ったテントを張って暮らしています。

今回の被害による復興にかかる費用は、家屋・インフラ経費だけでも、実に6千億円に上ると試算されています。また、完全復興までに20年かかるという報道もあり、復興費用として目途が立っているのは全体の4割にも満たない状況です。

この様な中、JVCが現地で緊急支援活動のパートナーとしているArd El Insan(AEI:人間の大地)は、7月15日から実施していた緊急支援について、停戦翌日の27日からは更に精力的に展開しています。スタッフも被災しながらの活動ですが、市民レベルの連帯によってもたらされる支援が、最も苦しんでいる人々のもとに届くよう、JVCも全力で彼らの活動を支えたいと思っています。皆さまには、引き続きご支援・ご指導の程、宜しくお願い致します。

(9月2日現在までの実績)

ガザ市内 私立学校2校でのシュジャイヤからの避難民への支援

支援者数合計1,066人(191家族)

実施内容

  • 139人の5歳以下の子どもへの健康診断とフォローアップ
  • 434人の12歳以下の子どもへの心のケア・グループカウンセリング(36回実施)
  • 423人の母親および若い女性への栄養・衛生カウンセリングの実施(39回実施)
  • 70人の成人男性・女性へのメディカルデーの実施

AEIクリニック(ガザ市・ハンユニス市)における診療支援

支援者数合計1,526人

実施内容

  • 診療(内訳:外来659人、通院571人、シリアック病患者160人、糖尿病患者139人)
  • 医療品の配布(内訳下記参照)
品名 外来 移動診療 合計
ビタミンA/D剤 437 500 937
鉄分剤 48 282 330
葉酸剤 26 60 86
解熱剤 243 162 405
抗生物質 283 128 411
寄生虫予防剤
(虫下し等)
176 222 398
局所抗生物質
(目薬、皮膚病軟膏)
43 17 60
マルチビタミン剤 93 213 306
経口ビタミンD剤 44 188 232
ブドウ糖ポリマー 7 68 75
グルテンフリーの小麦粉 1478kg 1478 kg
インシュリンペン 633 633
子ども用紙おむつ 100 100
子ども用紙おむつ 100 100
乳幼児用タオルケット 100 100
栄養ビスケット 303.5kg 1194.8kg 1498.3kg
経口保水液 755 245 1000sachet
団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net