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ガザ地区での子どもの栄養失調予防事業の2期目が終了しました

8割以上の栄養失調児が症状を改善しています
現地代表 金子 由佳
2015年10月21日 更新

ガザの子どもの栄養失調予防事業、2期目が完了しましたので、報告書と共にお知らせします。本文と活動写真集は下記からダウンロードできます。

ボランティアさんによるカウンセリングの様子ボランティアさんによるカウンセリングの様子

この事業は、事業地ジャバリアで選出されたボランティアさん30人と一緒に、地域の家庭を一軒一軒訪問、訪問先でお母さんたちへ栄養・保健・育児カウンセリングを行ったり、子どもの栄養状態の検査を行ったりすることを主な活動としています。ボランティアさんたちには、現地パートナー団体(AEI:人間の大地)の保健指導員3人が事業期間中実地指導にあたり、また年に2週間程度は、専門家を招いた関連知識向上のための座学研修も行っています。こうした実地指導と研修を通じて、ボランティアさんが地域で子どもの健康を守る促進剤として育ち、事業終了後も活動を続けてくれることを期待しています。

目標① 地域保健ボランティアの育成 (関連知識と技術の向上)

合計 36人の地域保健ボランティアを選出し、30人が活動を継続している。期間中にボランティアを対象として実施されたプレポストテストの結果によると、平均21.5ポイントの知識の向上、平均21.4ポイントの技術の向上が認められた。

調理実習の様子調理実習の様子

事業中、家庭訪問で栄養状態検査を受けた子どもで、特に栄養状態が悪い子どもは、AEIのクリニックに紹介されて医療的ケアを受けることができます。また、その傍らで地域社会施設や地域既存のクリニックを巻き込んだ調理実習や、栄養・保健講習会を実施し、地域全体で子どもの栄養を守るための枠組みを作っています。地域全体の知識と意識の底上げ、ネットワークの強化を図ることで、持続的で、自発的な活動をめざしています。

目標② 受益者である母親等の知識と技術の向上(行動変容)

合計 5,849の母親・女性が家庭訪問でのカウンセリング及び保健・栄養教育セッションの対象となった(家庭訪問におけるカウンセリング対象1,675人+教育セッション参加者4,174人)。期間中母親たちに実施されたプレポストテスト等の結果によると、知識については平均58.9ポイント、行動変容については平均69.6ポイントの向上が認められた。

3期目の子どもの栄養状態検査の様子3期目の子どもの栄養状態検査の様子

現在の事業は2013年4月から3年計画で実施されていますが、昨年の戦争中の休止期間を経て、2015年8月ようやく2期目を終了しました。この地域はガザでも栄養失調児が多い地域ですが、活動2年目では子どもの栄養状態も著しく改善しています。

しかし、まだ支援が届いていない家庭も沢山残っています。2015年8月からは、3期目を開始していますが、これからもガザの人々と共に歩む事業と姿勢を大切に、活動を続けていきます。ご支援の程よろしくお願いいたします。

目標③ 子どもの栄養状態の改善

事業中、合計 1,186人の子どもの栄養状態検査を行った。結果、39.5 % (1,186人中468人)が貧血、 3.4% (1,186人中41人)がくる病、17.2 % (1,186人中204人)が栄養失調、と診断された。また、12カ月の栄養指導・ケア後にはそれぞれ、貧血と診断された子どもの75.9%、くる病と診断された子どもの100%、栄養失調と診断された子どもの67.1%で改善が認められた。

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