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シュアファット・キャンプのサマー・プログラム

2008年7月 5日 更新

シュアファット難民キャンプで、サマー・プログラムが始まりました。

人口2万人以上の大きなキャンプですが、UNRWA(United Nations Relief and Works Agency)登録難民はそのうち約1万人。非常に人口密度も高いキャンプです。エルサレムに位置する唯一の難民キャンプ(詳しくは応急処置講習:シュファット難民キャンプシュアファットキャンプとBlue ID東エルサレム:シュアファット難民キャンプのセンター,、を参照)ということから、難民ではない人が多く住んでいること、また薬物や軽犯罪などの問題が多いキャンプといわれています。
パレスチナの夏休みは3ヶ月と長いのですが、それらの問題に巻き込まれるのを恐れて、多くの親が子どもたちを1人で歩かせたり外で遊ばせることを不安がっています。そのため、長い夏休みの間、子どもたちは学校がなく行き場所がないため、家で過ごすことも多いのです。
シュアファット・キャンプではこういった子どもたちのために、複数の子どものためのセンターやモスクなどが、サマー・プログラムを行っています。子どもたちにとって、壁に囲まれたキャンプでの生活からくる閉塞感は相当なものです。ましてや遊び盛りの年齢であるにもかかわらず、路上に出ることも治安上不安な環境であれば、親も子どももストレスが募ってしまうでしょう。サマー・プログラムは子どもたちのそのようなストレスを軽減し、安全な環境のもとのびのびと活動することができる場所なのです。

今年、JVCはこのシュアファット・キャンプの2つのセンターのサマー・プログラムを支援しています。1つは、普段は幼稚園として活動している“ズフール・センター”、もう1つは子どもたちのための活動を行う“パレスチナ子どもセンター”です。どちらも7月上旬から一ヶ月間、絵画、工作、スポーツ、音楽、踊り、読書や作文、またキャンプの外への日帰り旅行などを通して、子どもたちが安全な環境の下のびのびと活動できるよう、多くのボランティアさんたちが子どもたちの活動を引っ張っています。

保健指導員から応急処置講習を受けるボランティアさんたち保健指導員から応急処置講習を受けるボランティアさんたち

サマー・プログラムの始まる前には、ボランティアさんたちが集まって、パレスチナの医療団体である医療救援協会の保健指導員から応急処置講習を受けました。3日間の集中コースで、特に子どもたちが遊んでいる時に起こる可能性が高い怪我や病気などについて、適切に処置できるよう、実践も含めて学びました。講習を受けたパレスチナ子どもセンターのボランティアの女の子は、「何かがあった時に私たちが焦らずに動けるのが大切だと思った。処置の仕方を実際に体を使って習えてよかったわ」と、言います。ボランティアさんたちにとっても、子どもたちが楽しく安全に活動できるのが一番なのです。ズフール・センターで社会福祉士として働く女性は、「講習を受けることで、ボランティアの子達は自分たちのリーダー意識も高まって自信もつく。サマー・プログラムが楽しみだわ」と嬉しそうに言いました。

ズフール・センターのサマー・プログラム初日。初日から子どもたちは元気いっぱいです。ズフール・センターのサマー・プログラム初日。初日から子どもたちは元気いっぱいです。

どちらのセンターも、ボランティアさんたちが入念に企画、準備を行いました。1ヶ月間のサマー・プログラムもいよいよ開始です。子どもたちが元気に活動する姿のレポートも後ほどお届けしますのでどうぞお楽しみに。


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