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背景・目的
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| ■井戸を掘る - カムアン県 |
ラオスにおいては多くの人々が食糧不足、栄養不良、良くない衛生環境におかれていました。JVCはラオス女性同盟と共同で、1市3県で40名の女性の生活改善普及員のための研修を実施し、村の問題の解決をめざしました。母子保健、栄養、衛生に関する知識を普及する事によって生活環境の改善をすすめ、母子の健康状態の改善に努めました。また適正な農業技術を導入することによって、安定した食糧供給を達成し、ラオスの人たちの自立的で自給的な生活基盤の確立をめざしました。
活動の経緯
| 98年7月 |
調査、準備活動を開始。 |
89年6月〜
10月 |
第1回の普及員のためのトレーニング(女性同盟中心に20名参加)を実施しました。
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90年4月〜
8月 |
第2回の普及員のためのトレーニング(村人中心に20名参加)を実施しました。カムアン県ではタイのNGOと協力して5郡の村人を対象に水不足解消のための井戸掘りトレーニングを実施しました。ボーリカムサイ県とカムアン県ではトイレ作りのトレーニングを実施しました。その他、普及員によって各村で母子保健、栄養、衛生、有機農業、自然農薬、家畜飼育などのトレーニングが実施されました。また普及員相互が学びあえるように国内のスタディーツアーや活動の振り返りのための会議を行ないました。 |
| 90年11月 |
第1期の普及員を対象にしてタイの複合農業を学ぶスタディーツアーを実施しました。
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| 91年 |
・農村開発リーダーのための、コミュニティー・ボランティア・セミナーを実施しました。また第2期の普及員を対象にタイの複合農業や丘陵地の農業を学ぶスタディーツアーを実施しました。他県の農場を視察するなど農民の相互交流を実施しました。
・ビエンチャン市パクヘート村では、農民の活動グループができ、それに対して養魚の回転資金を提供しました。これは、4-6ヶ月後の農閑期に魚を売った資金で返却され、その後の村の開発に使われることをめざしました。
・各地域での普及員の経験を活かしていくために、地方の普及員をビエンチャンに集め、ブックレットの作成ワークショップを行ない、「死なない養鶏の方法」「トイレがあると安心」「きれいな水が出たよ」など、農民にもわかりやすく、実践的なブックレットを作成しました。
・ビエンチャン県、カムアン県の丘陵地調査を行ない、村人が伝統的に培ってきた森林資源活用の技術や知恵を収集し、その後の伝統的な知恵や技術を再評価していく森林保全セミナーに向けての準備をしました。
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結果
プロジェクトの成果
- 40人が生活改善普及員としての研修を受け、各県、郡の女性同盟や村の核になる人材も成長していきました。
- 人材研修というその後のJVCラオスの活動の基礎になる経験を持つことができました。
- ラオスで活動するNGOで始めて女性同盟をカウンターパ−トとし、女性を対象とした活動の端緒がつくられました。
- カムアン県だけでも100本以上の井戸ができました。
- 活動の成果を村人にもわかりやすいかたちのブックレットとしてまとめました。
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| ■トイレ作りの講習 |
課題・反省点
- 研修で学んだ普及員が結婚や転居などで、活動から離れる場合が多くありました。
- トレーニングを受けた普及員に活動を任せてしまい、村の中から自主的な活動が生まれることは決して多くはありませんでした。
- 村では教育を受ける機会を持てなかった女性も多く、学んだことを伝えるのに、難しさがありました。また、農民は学ぶ時間の余裕がりませんでした。
- 女性の問題を解決するには男性の協力も必要でしたが、十分な協力は得られませんでした。
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