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2016年7月15日

杓子定規はいけません

ラオス事務所現地代表 平野 将人
2016年7月14日 更新
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前回脱輪した車を見事脱出させてくれた話、そしてそこで私が感じた"ラオスらしさ"のようなものについて書きました。みんながそうではない、と言われるかも知れませんが、これが日本で起きていたら私はあっさりJAFを呼んでいたかも知れません。それは、日本にそういう素晴らしいシステムがあるからでもあると同時に、気軽に人に、ましてたまたま通りがかった人にも、助けてもらうことを、色々な意味で日本では期待しないからでもあります。

話は全く変わりますが、先日村でとても素晴らしいオモチャを見つけました。子どもたちが竹を削ったり、果実をタイヤに見立てたりして、ハンディトラクターを作っていたのです。そうか、消防自動車でもダンプカーでもなく、ハンディトラクターか!というあたり村の生活感が反映されて面白かったと同時に、その見事さに感心しました。

一方、ラオスを訪問したある大学生から「NGOの人が、ラオスの初等教育は図工などの科目が充実していないし、また先生が一方的に教えるスタイルなので、ラオスの子どもは考える力が足りない、と言っていた」と聞きました。思わず私は「車がトラブればJAF、オモチャはオモチャ屋、そういう日本人はそんなに柔軟に思考しているの?」と噛みつきました。

別にラオス人は誰より優秀、と贔屓の引き倒しをしようと言うわけではありません。初等教育の質の向上が必要なことは間違いないでしょう。また、そのNGOの人にも大学生にも悪意があったとは全く思いません。しかし、"学校教育"という枠の中だけで「考える力」のあるなしを決めつけていいのだろうか、と思った次第です。

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