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24時間歩き続ける女性たち

現地調整員 (個人名削除)
2014年3月 4日 更新

米銀行への米の返却状況をチェックするために村を訪れた日、竹棒に農産物らしきものをかついで行商する女性たちの一行に出会った。私は、彼女たちが何をかついでいるのか興味津々で、JVCのローカルスタッフに、「ねぇ、彼女たちが何を売っているのか、たずねてみて」とお願いした。すると、「ラタンを売り歩いている」と教えてくれた。なんと彼女たちは、午前1時に自分たちの村を出発したという。私は思わず自分の腕時計を見た。午前9時45分であった。そして、その腕時計をローカルスタッフに見せながら、「深夜から朝にかけて8時間以上も歩き続けているってこと?」と、私は驚きの声をあげた。

森で採取したラタンを売るために24時間歩く森で採取したラタンを売るために24時間歩く
買う人がラタンを選ぶ時は、しゃがんで休憩?買う人がラタンを選ぶ時は、しゃがんで休憩?

前日に、自分たちの村の近くにある森に入ってラタンを採る。そして、翌日、ラタンを買ってくれる人を求めて8時間以上歩く。お昼すぎまで歩き続けると、ラタンがほとんど売れるだろうから、それから自分たちの村へ歩いて帰るということであった。午後2時頃に売り終わったとして、それから帰るとなると、自分たちの村に到着するのは、午後10時を過ぎることになる。彼女たちは、まる1日、ほとんど寝ることなく、24時間歩き続けているのである。

ラタンをカゴに入れて竹棒にかついで売り歩くラタンをカゴに入れて竹棒にかついで売り歩く
タロイモの葉に包んでラタンの新鮮さを保つタロイモの葉に包んでラタンの新鮮さを保つ

7~8人の女性の一行の中には、まだ、あどけない少女のような表情をしている「女の子」がいた。私は、「何歳なのか、学校には行っているのか、たずねてみて」とスタッフにお願いした。すると、「年齢は、正確には、知らない。たぶん、15歳くらいだと思う。学校には行っていない。もう、結婚していて子どもが2人いる」という返事が返ってきた。私は、返す言葉がなかった。

15歳で2児の母。ラタンを売るために24時間歩き続ける女性たち。「木を見て、森を見ず」にならないように、彼女たちの背後にあるラオスの社会・制度の問題をもっと考えてみたいと思った。

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