アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
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最初の訪問地から次の訪問地への移動中、大きなスーパーマーケットに寄る。ラオスには大型スーパーはない。ラオスで売られているものは、タイから来ているものが多いため、基本的にタイで買ったほうが安い。ということで県の行政官の女性などはサクサクと買うべきものを買うが、一方村の人たち、特に男性は興味半分戸惑い半分。

そんな中、フンパン兄さんがカートに(奥さんに頼まれた?)商品を入れて押していると、S村のSおじさんが一言「おー、それ買うのか、それは便利だな」。一瞬意味の分からないフンパン兄さんだが、Sおじさんが指しているのはカート。「これは売り物じゃないよ!」と笑いに包まれた一幕だったが、働きもののSおじさんは、農機具など運ぶ台車として考えていたのかもしれません。

タイスタディーツアーから戻った村人は、一様に刺激を受け、様々な活動に取り組んでいるが、中でも熱心なのはN村のS氏。10種類もの活動に着手しており、なんとそれらの新しい活動のことを考えると、興奮して眠れない夜もあったそう。働きものってどこにでもいるんですね。

本文とは特に関係ありません本文とは特に関係ありません

政府行政官もノリノリ政府行政官もノリノリ

訪問したイサーン地方(タイ東北部)は言語からなにからラオスに近いわけだが、それでも電化や機械化の状況はラオスと同じではない。優れた技術でもラオスで適用できるとは限らない、というものもありうるので、見学にあたってはその点に留意した。

そんな中関心を集めたのは自転車を活用した人力ポンプ。自転車を漕いで水を汲み上げ、家庭菜園に水をやる。強く漕げばけっこう遠くまで水は飛んでいく。みんな試してみたが、なんだか分からないけど笑顔になります。

出家

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年7月19日 更新
本堂で記念撮影本堂で記念撮影

フンパン兄さんの息子さん(14歳)が2週間ほど出家。ラオスではほとんどの男性が結婚前に一度は出家する。男の子を出家させることは功徳を積むことであり、また息子にとっては親孝行である。兄さん自身は7年の出家経験があるが、時代背景も違い、当時はお寺のほうが良い教育を受けられる、といったこともあったようだ。

一家にくっついて寺に行く。フンパン兄さんの息子のほかに、彼の友達の息子も出家した。お兄さんのやることを真似したがるのはどこも同じ。袈裟に着替えると、お坊さんともにお経をあげ、出家中の規則を聞く。

なかなか凛々しいなかなか凛々しい

儀式終了ののち、彼らの暮らす部屋を見せてもらうが、今どきというか、テレビやノートパソコンがあり、あまり普通の家との違いは感じない。ただ、成長期の彼らには昼の12時以降食事禁止は辛かっただろうと思われる。結局8歳の子どものほうは、「落ち着きがない」という理由で兄さんの息子より早く終えたよう。まあ、落ち着きはないでしょう、8歳児では。。。私は結婚しているが、出家は可能だそう。いつかやりますかね。

<タイスタディツアー2> 労力軽減も大事

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年7月17日 更新

今回のスタディツアーでは、先進的なしかし同時に粗放的でもある循環型農業技術に触れたわけだが、生産性を向上させる技術だけでなく、労働力を軽減する技術にも触れる機械があった。

くるくる廻して脱穀くるくる廻して脱穀

それがこの手動脱穀機。以前の記事(5月)で書いたとおり、ラオスの朝は臼の中の米を杵で突く音で開けることが多いわけだが、これはそれなりの重労働。また、精米所に持っていくと、お金がかかる上に、籾殻は精米所のものになることが多い。

農村で“労働力の軽減”は多くの場合女性の労働力の軽減を意味するが、労働力の軽減は健康増進につながる場合もあれば、他の生産活動に時間を割く機会の創出になる場合もある。この脱穀機自体が今後どのような展開を見せるかはまだ分からないが、参加者、特に女性の関心の高さからは、多面的な支援の検討の必要性を認識させられた。

<タイスタディツアー1> イサーンのピノーンから、ラオスのピノーンへ

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年7月16日 更新
歓迎会で語り合う歓迎会で語り合う

5月下旬、ラオス人チームリーダーフンパンのアジア学院留学時代のネットワークを活かし、俗に"イサーン"と呼ばれるタイ東北部に、スタッフ、行政官、村人総勢18名でスタディーツアー兼研修に訪れた。イサーンの言葉、文化、食事は、例えばバンコクのそれらによりも明らかにラオスのそれらに近い。私はバンコクで言葉に困るとイサーンからの出稼ぎの人を呼んでもらっている。

そんなイサーンの人々なので、ラオスに親近感を持っている人も少なくない。"ピノーン"は"親類"を意味するラオス/イサーン語。我々の一行と受け入れ側のイサーンの人々は、お互いを"ピノーンラオ"、"ピノーンイサーン"と呼び合う。

そんなイサーンのピノーンからラオスのピノーンに環境に調和した農業の大切さが語られる。「農薬や化学肥料の乱用とその負の影響は、イサーンの我々がもう経験済みだ。だからラオスのピノーンには同じ経験をして欲しくないのだ」と熱っぽく語るイサーンのピノーンたち。きっと響いたことでしょう。

メイドさん

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年7月12日 更新

最近帰ると最初に出迎えてくれる生き物は大きな蜘蛛である。最近は私が敵でないと分かったらしく、逃げようともしない。実際は我が家には蜘蛛の巣が沢山あるが、私は一切彼らの邪魔をしない。そうしたら最近は時々2匹で出迎えてくれるようになった。

家に何か虫の死骸が転がっていても、たいていは放置しておけば勝手に他の虫が跡形なくきれいにしてくれるので、放置しておく。蜘蛛も蚊やなんかを食べてくれる。これが我が家の生態系であり、私には蜘蛛を退治する理由が全く見当たらない。しかし「俺にベトコンを殺す理由はないぜ」と言ったモハメド・アリは歴史に残るヒーローだが、私は怠け者扱いが関の山である。

そういうわけでメイドさんを雇うよう言われることがある。しかしどうにもこれが気が進まない。自慢ではないがNGOの給料は安い。しかしラオスの人件費も安いので、メイドさんに週に2.3回来てもらっているNGO駐在員は別に珍しくない。これは雇用の創出につながるという見方もある。が、それでも、安い給料なのにメイドさんがいることは、なんだかある種の倒錯に思えてしまう。

自分のことくらい自分でしないとなあ、と言ってみると、「偉そうなこと言うけど、お前家汚いじゃん」という突込みが待っているわけだが、私が一人で住んでいる家なのだから、私が我慢できる範囲でキレイに(汚く)している限りは自分のことは自分でやっていることになるのだ。この理屈は分かるべきです。

増やす

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年7月11日 更新
田植え日和?いや、もう少しすずしいほうが…田植え日和?いや、もう少しすずしいほうが…

本年の雨季SRI、昨年の雨季の10名を大きく上回る数の実践者が出そうだが、これは経験交流を数多く実施して実際に見てもらったことが大きいだろう。そうした新たな実践者が出現しているだけでなく、昨年の実践者も再度の実施に名乗りをあげている。

また、多くの実践者がSRIの作付け面積を増やしている。例えば、昨年1プロットで実施したN村の村人が今年は7プロットでの実施に増やすという。中には昨年の収量の数字だけ見るといいとは言えない村人もいるが、彼は一番悪い田でやってみたので、満足しており、今年もやるという。村人はあまりプロットごとで収量を記録して管理したりはしていないので、収量の比較が難しい場合もあるが、また実施する、面積を増やす、というのが彼らが感じている手応えの証明になるでしょう。

地道な頑張り

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年7月 8日 更新
実際の数字を用いて説明実際の数字を用いて説明

前回の記事で書いた村で、少し話をする。この村では、全ての村人が昨年分の借米を返却したわけではないが、それは極一部。そのため、利子もあるので開始時と比べると1トン近く米が増えた。

当然ながら、全家族利子付き完全返却が望ましいが、何事も完璧にいく場合ばかりではない。それでも1トン近く米が増えており、このまま継続していけば、着実に米は増えていく。それには、完璧でなくてもいいから問題を最小限に抑え、その最小限の問題にも起きたなりにみなで相談して解決していくのが大事、と力説してみる。

ラオス語にそこまで自信があるわけでもなく、「みなさん、わかってもらえましたかね?」とフンパン兄さんを介して確認してもらうと、ある村人が「わかったよ。他のNGOは1回来て帰ったりしたけど、JVCは何度も来て何度も説明してくれるから、分かるさ」と一言。うん、私はいつも村に来ているわけではないが、スタッフの地道な頑張りが分かるうれしい一言です。

練習問題

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年7月 7日 更新

 

何十年ぶりの計算練習?何十年ぶりの計算練習?

昨年に引き続き米銀行2回目の村。やはり昨年の反省を踏まえて会計帳簿の付け方の改善などについて話し合う。そして模造紙を使って練習問題。100キロを3回借りたら、合計300キロで、利子は15%なので、45キロで…と説明したのち、村人に前に来てもらって練習問題をやってもらう。

実際の帳簿の拡大版なので、借り手の名前、借りた日、借りた量利子、サイン…と実際同様に記入していくのだが、同じく100キロを3回借りた設定。「これじゃああまり練習にならないよ」と、フンパン兄さんが違う数字を書き入れ、返す量を計算してもらう。

指名されたのは米銀行委員会でも年長のメンバー。明らかに緊張しており、この歳で自信のない問題のときに先生に指された生徒のような思いをするとは思わなかっただろう、とかすかに気が引けるが、委員なのだからやってもらわないとしかたない。数人の委員で計算機を覗き込み、なんとか正解にたどり着く。やっぱり実際にやってみないといけない。初めはこうして手取り足取り。しばらくしたら自分たちで廻していくでしょう。

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