アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
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3月31日 同じ失敗は繰り返さない

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年3月31日 更新
写真でも迫力が伝わります写真でも迫力が伝わります

今年新規で米銀行に着手する3村に、昨年始めて非常にうまく運営している村がその秘訣を伝授しに廻るツアーを敢行。といっても最初はお隣と言ってもよい村。この村は以前別のNGOと米銀行の経験があるのだが、うまくいっていない。聞けば規則や実施体制が極めて不十分で、話し合いの結果、JVCとなら今度はやれるのでは、ということになった村。

先輩村の一通りの説明と質疑応答のあと、私も最後に挨拶。「同じ郡の、同じブルー族の、すぐそこの村が成功させました。あの村に親戚がいる人もいるでしょう?だったらこの村だって今度は成功しますよね?」と煽ってみる。

すると一人の中年の女性が周りの村人に、「前みたいに失敗したダメ!この村と同じようにやろう!」と力強く発言。その後も話していたが、興奮してブルー語になっていたので、内容は分からず。それでも、頼もしく感じたものです。

3月30日 テレビが来た

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年3月30日 更新
写真は難しいです写真は難しいです

同じく家庭菜園の農民交流に行った際のこと。県の文化情報局の役人も来ており、サワナケートのローカルテレビのために撮影を行っている。訪問先の家庭菜園グループのリーダーが自分たちの活動を紹介し、次に我々の対象村から学校菜園を行っているH村の小学校の、ちょっと派手な若い女性教諭が代表して話す。教育を受けていて話しなれているということもあるだろうが、テレビ栄えというものもあるのだろうか。

そのうちどうもこちらを見てヒソヒソとしており、イヤな予感。気がつかないフリをしていたが、案の定なにか喋ってくれとのこと。昨日記したとおりやたら寒いが、テレビに写るのでは、パーカーを脱いで襟付きのシャツで話さないといけない。テレビで喋るほどのラオス語ではないし、お洒落もしていないのだが...サワナケートテレビは見たことがないが、今度行うSRI経験交流にも帯同したい、とスタッフが言う。励みになるなら、いいと思いますが。

3月29日 60年来の寒波!?

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年3月29日 更新
寒さにふるえる参加者寒さにふるえる参加者

家庭菜園の農民交流に行った際のこと。ラオスも季節によって意外と寒いことは以前ここでも書いた(12月18日 ラオス寒いよオバケも出るよ<1>参照)菜園が外なのはもちろんだが、大人数だったため、訪問先の村人との話し合いも外で行われた。しかしとにかく寒い。さらに雨まで降って(乾季のど真ん中に!)、本当に寒い。向こうでは焚き火をしているのが見える。3月も末のラオスで焚き火は異常事態。本来は乾季の中でも「暑期」などと呼ばれる季節だ。

休憩時に焚き火を囲んでいると、郡農林事務所のK氏が言う。「私は今60歳。でも4月(ラオスの暦で)にこんなに寒いなんて経験はこれまでない!4月5月はひどく暑いものだ」。今年の1月などは30年来の寒さと報じられたようだが、もはや60年来の寒さ!?ビニールハウスなどはあまりなく、天候頼りの農業が基本なだけに、異常気象は心配です。

3月28日 デビュー

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年3月28日 更新
件のヤギ小屋です件のヤギ小屋です

(お食事中の方、ご遠慮下さい)

前回お伝えの通り、ヤギ銀行のためのヤギ小屋を山の中に建てた人がおり、進捗を見に行った際の話。山の中で突然襲う便意。これまのこの日誌や私の報告会などで申し上げている通り、私は入れるほうはセミでもヘビでもわりとなんでも来いなのだが、出すほうにはデリケートな男。もちろん村には滅多にトイレが無いので、大自然トイレで用を足したことは幾度と無くあるが、今回は紙が無い。

スタッフを呼び、「トイレに行きたいのが、適当な葉っぱについてアドバイスをくれ」と言ってみるが、「どれでも一緒、大丈夫、でも表面が粗いものは避けるべし」というほとんど何も言っていないに等しいアドバイスしかくれない。このへんは彼らも本当の村人ではないので...まあ、結論を言うと、やってみればなんとでもなるわけだが、葉っぱはどれでも一緒、はウソ。向き不向きは絶対にある。今度村人に聞いてみなくては。

そこで予想されるシナリオ:村人と一緒に歩いているときに、聞いてみる→この葉っぱだよ、と教えてくれる→次回窮地の際その葉っぱを探すが無い→場所や季節によって生えている葉っぱは違う、という当然のことを忘れていた町育ちの自分の愚かさに気がつき、色々な意味で脂汗を流す。

ここまで想像できるようになっただけ、私も少しはラオスの農村に馴染んできたでしょうか?

3月18日 距離

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年3月18日 更新
こういう道を行くわけですからこういう道を行くわけですから

ヤギ小屋建設だが、山の中に建てた人もいる。その小屋の進捗状況を見にいくことに。スタッフがどれくらい遠いかと聞くと、「0.5キロくらいじゃない?」と村人。しかし村で距離を聞くのはアレだ。どこまでの距離を聞いても、返事の一番人気は「1キロ」、2番手に「2キロ」か。しかしまあ、0.5キロというのだから、「近い」ということではあるのだろう、と歩き出す。そしてすぐに間違いに気がつく。山道を行くのに、距離を聞いてもしかたがないのだ。

写真中央の家の向こうの道から来ました写真中央の家の向こうの道から来ました

では時間で聞けばいい、という考えは当然あるし、距離を聞くよりは正確だろうが、これもまた通用しない場合も少なくない。大人の男の足だと1キロが 12,3分、とかそういった行動原理で行動していなし、そもそもいつも時間を測っているわけでもいない。おそらく、「今からあそこの森に行って、籠いっぱいのタケノコを取って戻ると、日が沈む頃かな」といったタイプの時間感覚を持っているのだと、個人的には推測している。

こちらが街の人間の感覚で「何キロ?」と聞くものだから、親切な村人はキロで答えようとしてくれているのだ。それを不正確だと言ったって、質問がのピントがズレているのだからしかたないのです。

3月17日 ヤギ小屋建設

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年3月17日 更新
若いもんには負けんぞー(セリフは筆者想像)若いもんには負けんぞー(セリフは筆者想像)

スタディーツアーや研修も終わり、ヤギの貸付へと進むヤギ銀行。しかしヤギの小屋が完成しないことには貸付はできない。この日記や報告会などで家の写真を見せて、「ラオスの人は家も何も自分で建ててしまうんですよ」と、自分は日曜大工もままならないくせに、我がことのように自慢気に語っているのだが、今回は実際の建設中の写真を。これくらいお茶の子さいさいという感じでしょうか。

3月16日 赤シャツ隊?

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年3月16日 更新
なかなかお似合いですなかなかお似合いです

11月、12月に行った家畜飼育研修に参加した草の根獣医に、Tシャツを配布。この研修は草の根獣医の数を増やすことも目的にしていたので、新しくなった人もおり、草の根獣医だ、という目印になるとともに、ワクチン接種を促進する啓発メッセージも書かれている。

背中には「家畜は財産、ワクチンの接種を!」背中には「家畜は財産、ワクチンの接種を!」

過去に井戸修理ボランティアには青字に白い文字、米銀行委員会には白地に青い文字のTシャツを配布しており、それぞれになかなか良いのだが、村では洋服が汚れやすく、白地はいささか軽率だった。こんなこと一つとっても、色々考えるべきことがあるものです。

3月4日 化学肥料減らした!

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2011年3月 4日 更新
SRI田の前でSRI田の前で

乾季SRIを実施するSさんとWさん。二人とも1年前にJVCの乾季SRI研修に出て、前回の乾季に初めてSRIを実践した人々だ。去年気に入って今年もやっているわけだが、去年との大きな違いが2つ。1つは去年よりもSRIの田の面積を大きく増やしたこと。もう1つは化学肥料の使用を大きく減らしたことだ。

栄養のある土が雨に流されて田に流れ込んで来る雨季と違い、乾季は化学肥料を使わないと収量が上がらない、と思っている人は多い。我々のSRI研修は堆肥作りとセット。SRIの田に化学肥料を入れることは可能だが、堆肥の力と稲の分桔の力で、充分な収量が獲れる。

Sさんは、SRIに出会うまで乾季の田んぼの全てに化学肥料を入れていたが、今年はSRI田には化学肥料ゼロ。田んぼ全体でも8割以上堆肥で、化学肥料の投入は大幅に減った。Wさんも過去の半分程度。SRI田を2つにわけて、堆肥と化学肥料を比べている。化学肥料は手軽だがお金がかかるし、使いすぎれば土が硬くなる。堆肥はお金はほとんどかからないが、手間はかかる。研修では、一つのことを押し付けるのでなく、このように様々なオプションを提示する。黙ってJVCの言うことを受けて入れてくれたら、もちろんそれがイヤなわけはないが、Wさんのように自分で実験をしたりして、試行錯誤する人が出るのも、とてもうれしいことです。


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