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10月29日 SRI経験交流(1)聞きすぎだって!

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年10月29日 更新
私だって初心者です私だって初心者です

SRI実践者と実践候補者を招いての経験交流。今年の実践者の中でも特によくできたところを大勢で訪問した。実践者はみなの前で発表。全ての発表者が「よかった、来年は面積を増やす」と言ってくれたのには安心したが、実践候補者(興味のある村人たち)も熱心に聞き入っていた。

熱心なのはいいのだが、今年初めて実践した村人に次々に質問。たまりかねた(?)ある村人から「おーい、初めてやったばかりのやつになんだってそんなに聞くんだ!?」とヤジ。みながどっと笑う。「そりゃそうだ」の声が挙がり、スタッフの助け舟。こういうムードになるのは願ってもいないこと。来年の実践者増加に期待です。

10月26日 井戸修理研修(4)去るに去れない

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年10月26日 更新
自分たちで修理できれば、それが一番自分たちで修理できれば、それが一番

前回の投稿について、少し補足。

井戸を掘るだけ掘って、「あとはお金を集めて、自分たちでやっていってください」と言って去っていって問題なくいくなら、それでかまわない。しかし実際問題はそのような場合ばかりではない。深井戸はいつかは壊れるのだが、なにも今日明日の話ではないので、お金を集めなくてよいなら集めないほうが楽、と考える人も当然いる。これは各村の村長などのリーダシップにもよる。また、もっと言えば、お金を集めるだけでは「自分たちでやっていく」にはならず、業者頼りになる。

我々は、我々がいなくなったあとも、持続発展的に井戸が使われるような体制を村人が作ることを重視している。そのためなら、最初は多少世話焼きのようになる場合もありえる。お金を集めることも、しばらく定期的に行えば、習慣化する。また、集め始めた当初は当然金額が少なく、その間に故障があると、往生してしまう。このような理由から、お金をちゃんと定期的に集めている、という条件付きで、一定期間は基金のお金を使わなくてよいようフォローする。例外的なケースを除き、修理業者代を持つのではなく、部品だけ支援して、自分たちで直してもらうかたち。そのために修理技術研修もする。あくまでも、将来の自立/持続発展性を担保するための、最初だけの世話焼き。そしてそのことは村人にも繰り返し説明してる。このようなアプローチだと、掘るだけ掘って去ることはできないのです。(この項終わり)

10月22日 井戸修理研修(3)持続発展性

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年10月22日 更新
修了証を渡して研修終了修了証を渡して研修終了

井戸修理研修の最後、郡農林事務所の行政官が締めの言葉。朝から作業をしてみなお腹がすいている中で、若干話が長いところがある彼のお話となり、私も「ほどほどお願いします」という気持ちで聞いていたのだが、彼の話の中に印象的なことが。

「井戸を掘るNGOは他にもある。一応修理のためのお金を集めるよう言うかも知れない。でもだいたいそれでいなくなっちゃうだろう?こうやって実際ちゃんと集まっているか聞いてきて、その上でお金が貯まるまで一定期間の修理代は持ってくれて、修理技術の研修もする。そういうNGOが他にあるか?だいたい掘っていなくなっちゃうだろう?」

「井戸掘りました、村人喜びました」だけでも、もちろん悪いことをしているわけでもなんでもないし、多くの支援者も満足してくれるだろう。「持続発展性」に本気で足を突っ込むと、困難や限界に直面することが約束されている。何もかもがうまくゆくことはありえないのだ。でも、こうして突っ込んでいることを公言しているJVCラオス。ベストを尽くす所存です。

10月21日 井戸修理研修(2)パイプ釣り

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年10月21日 更新
ワカサギ釣りのようですが…ワカサギ釣りのようですが…

修理のためパイプを次々抜いていくが、一番下のパイプがついてこない。遥か下にあるようだ。これはさすがに困ったなあ…と困惑しているのは私だけ。村人はやおらそのへんの道具類を集め、紐を用意し、釣りの仕掛けのようなものを作ってしまう。重りとなる工具を巻いているのは竹紐だ。

これをスルスルと穴から落とし、探り釣りをする。しばしののち、「かかったかかった」との声とともに引き上げると、パイプが付いてくる。

大物が釣れました大物が釣れました

実地訓練後に研修振り返りを行い、挨拶した際に「いやー、アレには驚きました」と言うと村人たちも笑っていた。個人的に人一倍不器用なせいもあるが、「ああ、トラブルがあっても創意工夫で乗り切れるもんなんだなあ」と勉強させてもらっている次第。

これが大きな釣果を挙げたタックル(仕掛け)これが大きな釣果を挙げたタックル(仕掛け)

10月20日 井戸修理研修(1)部品がなくたって

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2010年10月20日 更新
何をしているかというと…何をしているかというと…

井戸の持続発展的な使用のため、井戸修理研修を実施中。各村から参加者を募り、理論と実地研修を行う。といっても理論はそこそこで切り上げて、できるだけ村々を廻る実地研修を中心に。幸か不幸か壊れた井戸は多くの村にあり、実地訓練の対象に苦労はしない。

県の水衛生課から取り寄せたパンフレットなども参考にするが、各井戸の故障の状況は様々だし、作られた年代も、使われている部品も様々だし、一度何らかの方法で修理してあったりすると、既に代用部品が使われていたり、ということで、それぞれに応じた対応をするしかない。

部品もある程度用意して研修に臨むが、そのような状況なので、ないものもある。しかしそんなことで村人はへこたれない。穴が必要なら穴を開け、直径が大きければ小さくなるよう削り…“さてどうしよう”と思案に暮れた果ての行動ではない。当たり前にやっていって、結局井戸を直してしまう。

部品接続のための穴を開けています部品接続のための穴を開けています

マニュアルなどなくても、こうして実地訓練を繰り返せば、村人はコツや感覚を身に着け、それぞれ故障の状態の違う井戸であっても、応用力で結局直してしまうのだろう。日本にも昔はこういう器用な人は沢山いただろうし、今だっているのだろうが、やはり感心してしまったのでした。


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