アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
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8月28日 ラオスと日本

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2009年8月28日 更新
大事なのは親戚と自然大事なのは親戚と自然

ある日対象村に向かう車の中での、ラオス政府役人との会話。

「日本は豊かだから貧しい人はあまりいないだろう」
「うーん、でも路上で生活している人もいますね」
「なぜそんなことになってしまうんだい?それに親戚はなにしているだ?」
「うーん、物価も高いし、仕事を失うといっぺんに難しい状況に陥ってしまったりするんですよ。ラオスとは親戚付き合いのあり方も違って…それにラオスよりも子どもが少なくて、親戚の数も少ないし」
「仕事がなくて親戚もいないというのなら、田舎に行って小屋を立ててなにか作物なりを育てたり、森から取ってきたりすれば生きられるだろう」
「いやー、日本では色々法律とか厳しくて、田舎でもそのへんに小屋を建てるわけには…それに、ほとんどの人がなんらかのかたちで農業の経験があるラオスと違って、会社などで働いている人が多くて、急に農業というわけには…」

「うーん、そうなのか(いまいち納得できないご様子)」
「うーん、そうなんですよ(説明してるうちにこっちも納得いかないような気持ちに)」

8月27日 JVCに森を取られる??

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2009年8月27日 更新

とある村で参加型調査を行った際の話。村の地図は書かせるわ、森の位置や状況、使い方についてやたら熱心に聞いてくるわ、どうも我々は胡散臭く思われてしまったらしい。既にある産業植林会社に森を取られたと不満を感じている村人は若干固くなり、そして「我々の森が欲しいのか?渡せるものはないぞ」と言われてしまった。

考えてみれば、村の人はNGOです、と言われても企業との違いが明確にわかるとは限らないし、すんなりと安心できるものでもないだろう。我々は土地も森も1ヘクタールも要らない、と明確にして安心してもらえた。どんな小さなことでも、本当に村人本位の視点を持つというのはなかなか難しいものだ。

8月17日 仏陀と精霊

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2009年8月17日 更新
別の村ですが、お釈迦様とお坊さん別の村ですが、お釈迦様とお坊さん

某村の村人の強い希望で始めた魚の保護地区設置活動。寄り合いを繰り返し、同じ川を使うと思われる周辺地域の村人にも話をし、関係諸機関の了承も取り、着々と進んでいる。これには別の郡の魚保護区を見学に行ったことも大きいのだが、その村ではお坊さんを呼んで保護区に聖域にしてもらうことで、そこを本格的に立ち入り禁止にしたという。

そこでスタッフが村人にその村と同じことをしたいかどうか聞いたところ、あの保護区の辺りはピー(精霊)がいるので、お坊さんを呼ぶのはバッティングして良くない、という。ラオスの村において仏教と精霊信仰が共存している例は珍しくもなんともないが、なるほどこうして最低限の棲み分けをするのか、と私は得心した。しかし、あるスタッフは「保護区は作りたいけど、そこまで徹底的にやる覚悟はないのかなあ」との感想。うーん、どうでしょう、解釈しだいですなあ。

8月11日

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2009年8月11日 更新

完全無宗教のくせに、説話やお言葉を聞きかじって勝手に解釈するのが好きな私は、このお釈迦様が説いたという教えも(勝手に解釈にしている時点で罰当たりだが)大切にしている。オースオラリア人の同僚グレンさんから、度々の泥棒被害の話を聞いているので、しばらく家を空けて帰ってきたときは必ずこの言葉を心で唱えてからドアを開ける。執着を捨て、テレビが無くなっていても、DVDプレーヤーが行方不明でも泰然としていられるように。

だからなのか、単に忘れっぽいからなのか、村から戻ったスタッフがサンダルを見せてくれたとき、私は一瞬なんのことかわからなかった。それは6月19日の日記に記した、村で消えたサンダルだったのだ。村人が見つけて渡してくれたという。正直サンダル自体に執着は全くなかった。しかし今このサンダルは単なる「物」から「村人の誠意、親切」という「形のない尊さ」が具形化した存在に昇華した。だからこれからは大切にして、少しだけ執着します。

8月6日 ラオスの子どもたち

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2009年8月 6日 更新
我慢できずに目を開けてしまう子どもが続出我慢できずに目を開けてしまう子どもが続出

本日は満月。訪問した対象村のお寺では、満月の日恒例の仏教儀式が執り行われていた。子どもたちは子どもたちだけで行うようで、小僧さんがお経をあげている。

以前、まだサラリーマンでNGOについて興味を持って色々調べ始めたころのこと。スタディーツアーに参加した学生の声などで「貧しくても子どもたちの目はキラキラしていて、天使みたいで…」といった感じの表現を度々見かけ、「はあ、学生さんは純粋ですなあ、しかしみんな似たようなこと書くね。子どもは子どもでしょ、どこ行っても」と感じていた。まあ表現が紋切り型というか、陳腐というか。

え?では私はラオスの子どもについてどう感じているですか?「目がキラキラして天使みたい」ですよ、実際のところ。ま、見たことないんですけどね、天使。

8月3日 雑草取り

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人
2009年8月 3日 更新
ハンサムぞろいなのですが、作業の性質上ご披露できませんハンサムぞろいなのですが、作業の性質上ご披露できません

苗を1本ずつ整列させて植えるSRI(幼苗1本植え)では、密植するケースと比べて、雑草との戦いが大変になる傾向がある。雑草の生えるスペースも大きく、また風通しも日当たりもよいということになるからだ。それに我々JVCのSRI水田では堆肥もたっぷり入れたので、雑草もスクスクと育っている。ここのところ雨が少ないせいもあって、本来水没すべきやつらも成長している。

というわけで今日はみなで雑草取り大会。みんなでやればあっという間、と言いたいところだが、そりゃあ小さな田んぼだからのこと。この程度の面積をこの人数でこれだけかかるのか…と思うと農作業の大変さに気が遠くなりもする。それでも心を和ませてくれたのは、トンボやバッタ、手のひら大のカニ、そして名も知らぬ虫たち。田んぼには様々な生き物がいるのだなあと実感する。


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