2007年10月の記事一覧
地球の木スタディーツアーの一行が到着。私も半年ぶりにナカイ入りをした。ダムに沈む村、移転を前に村人は何を考えているのか。「移転地は大きな家も、そこで様々な農業のトレーニングも、そして市場もある」村人は口を揃えてそう語る。でも、300年も続いた村を離れるというのは言葉では言い尽くせない大きな想いが皆それぞれにある。村の思い出を残そうと地球の木のアイデアで村人にダムに沈む村の写真を撮ってもらった。水浴びをした川、森の神様を祭る櫓、毎年田植えをした田んぼ、代々通った学校、自分で植えた椰子の木、毎年甘い実を付けるマンゴーの木。みんなの思い出が写真機の中に詰まった。
「世の中には楽しい事が沢山あるのに、この国の人たちはそれを知らずに一生を終えるのがかわいそうだ」とある人は言う。楽しい事とは何だろう?色んな国に旅行に行くことか、フランス料理を食べることか、ブランドのバックを買うことだろうか。でも私は、ささやかな幸せに価値を見出しているこの国の人たちの暮らしを素晴らしいと思うし、150円の織物を買い、20円の焼き鳥を食べながら帰る今の暮らしに十分満足している。
知り合いのラオス人から小耳に挟んだのだけど、毎年ラオスから日本に20名ぐらいの出稼ぎ労働者を送っているらしい。航空券や家賃、初年度の食費などは日本政府が負担し、真面目に労働すれば、2年間で200万程度貯めることができると言う。それでも、応募者がそれ程多いわけでなく、100名ぐらいの応募の中から3度の面接で最後の20名まで絞られるらしい。日本政府の支援というが、どういう目的でどういう予算から費用が支出されているのだろうか。気になる。
10月19日(金)給与値上げ
公務員の給与が値上げになるらしい。しかもその値上げ率はなんと95%!!元が少ないからそれぐらい値上げしてもたいした額にはならないが、それにしてもいきなり95%の値上げとはラオス政府の太っ腹さに驚く。