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ラオスMonthly report(2011年10月)

JVCラオス現地代表/農業農村開発担当 平野 将人 森林担当 グレン・ハント
2012年3月29日 更新

SRI/経験交流

11月から始まる刈り入れを前に、雨季作経験交流を実施。実践者が8村10名と小規模だった昨年 の同時期は、その中から最も生育のよい田を選び、そこに他の村から多くの農家が訪れる形の経験交流を実施した。それに対し、15村62名の実践者となった今年は、実践者のいる村では、各村で「村内」経験交流を実施した。全ての村に「モデルSRI農家」と言えるような農家がいるわけではないが、ある程度生育の良い田は全ての村にあり、同じ村の村人が類似した条件下で取り組んでいる田を見ることで、「自分にもできるかな」と感じてもらうことを意図した。JVCラオスは、村人が完璧なSRIを実践しなくても、できる範囲で、やりやすい形で取り入れることで、できるだけ広くSRIを普及させたいと考えている。実践者のまだいない村については、実践者のいる村にまとまって訪れる従来の形の経験交流を実施した。

合計201名が参加したこの経験交流・スタディーツアーでは、最後に簡単にだが今後の意向について聞き取りを行っており、来年の雨季はこのデータも参考にしながら活動を実施していく。

ご近所さんの田を見る参加者たちご近所さんの田を見る参加者たち

洪水耐性稲新品種実験栽培視察

本年のアサポン郡は洪水被害を受けたが、その対策の一つとして考えられる、洪水に強い品種の実験栽培の結果報告会にスタッフを派遣した。これはJVCのかつての活動地でもあるカムアン県で行われた実験栽培であり、2週間以上水につかってもあまり影響が出ない品種が紹介された。通常の植え方のほか、完全なSRIではないが、SRI的な植え方をしている実験プロットもあり、その生育状況も良いということだった。

対象村では改良品種の使用が一般的な中、JVCでは在来種の見直しも進めており、実際にSRIを通じてSRIに適した在来種が少しずつ拡がっている。しかしながら、今回の洪水被害は甚大であり、洪水対策は村人の生計向上に必須のため、同品種を小規模で実験栽培することを今後検討していく。

様々な団体から様々な国籍の人々が参加した視察様々な団体から様々な国籍の人々が参加した視察

井戸修理基金/銀行口座開設

9月に提案した井戸修理基金用の銀行口座開設だが、全ての村で賛同を受け、6村で実際に口座を開設して入金した。共同体内部の繋がりの強いラオス農村部では、銀行口座などを利用せずに村の資金を管理することも多いが、基金の扱いをより透明にすることには村人も異存はなく、また安全性も確保されるため、このようなかたちをとった。今後も残った村で徴収状況のフォローアップを続けながら、銀行口座開設も進めていく。

境界線問題地図化

今月森林チームはPNP村と近隣村の間で長く続いている境界線問題を解決するための活動のフォローアップを行った。JVCはこれまで解決の仲介に努めてきたが、境界線問題は村同士だけで解決できるものではなく、またこの村は3つの郡の境界に位置しているということもあり、郡当局の関与が不可欠となった。そこで、郡行政官にこの問題の性質と程度を示せるよう、問題となっている場所の測量を行い、地図化した。

赤い部分が問題のあるエリア赤い部分が問題のあるエリア

タイでのサトウキビ栽培に関するワークショップに参加

東北タイのコンケ-ンで行われた、サトウキビ産業がメコン地域の小規模農家や自然資源に及ぼす影響を検討するワークショップにスタッフが参加した。ラオス、タイ、カンボジアからの参加者がおり、スタッフは我々の対象村におけるサトウキビ栽培会社による森林の取得に伴う問題点ついて、JVCの経験を共有した。また、スタッフ自身地域レベルでのサトウキビ産業の実態について学び、国際的な視点から自らの現場での経験を鑑みる機会となった。

国会議員向けケーススタディー作成

全国で新たに国会議員が選出され、11月には様々な関係者が国会議員にプレゼンテーションを行うことができる予備会議が実施されることとなった。これに際して国際NGOネットワークは土地森林と水資源に関するプレゼンテーションを行い、関心のある議員たちにこれらの領域でラオスが直面している困難について状況説明をする計画している。同ネットワークが、ラオスの土地森林問題について先導的な団体の一つであるJVCに簡単な状況説明書の作成を要請してきたため、これまで現場で集めてきた明確なデータを活用して、これを作成した。これによって、我々の現場での経験が高いレベルの政府関係者に届き、政策変更に影響を与えることを期待している。

コミュニティー法律研修振り返り

8月に実施されたコミュニティー法律研修の振り返り会議にスタッフが参加した。ビエンチャンのラオス国立大学法学部で行われたこの会議では、同大のコミュニティー法律研修チームとともに研修を実施した全国の団体が一堂に会し、振り返りを行った。スタッフは事前準備の大切さと、少数民族の村で効果的にテーマを伝達できるよう劇という手法を使ったことを他の参加者と共有した。

法律カレンダー会議

スタッフが2012年の法律カレンダーの記載内容を検討するため、他のNGOや関係機関とビエンチャンで会議を行った。このカレンダーは年頭の土地森林に関する法律研修で使用される。

郡関係機関と打ち合わせ

9月に実施した終了前評価を受けて、直接のカウンターパートである郡農林事務所に加え、アサポン郡、ピン郡両郡の農村開発事務所、郡土地管理機関とも活動の進捗と成果を共有、今後の更なる連携強化について話し合った。その一環として、郡当局首脳のJVC活動地視察を実施することが決定した。

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