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現地で協力してくれているNGO団体スタッフからのレポート

JVCイラク事業チーム補佐 中野 恵美
2018年6月18日 更新

JVCイラク事業の現地パートナー団体であるインサ―ンから活動地であるイラク・キルクーク現地の状況を伝えるレポートが届きました。団体スタッフのアリ―さんが執筆してくれたものです。

キルクークの現在の状況

インサーンは、イラク社会に社会的・文化的な「気づき」を広め、平和・人権・公平な参加を促進するために活動しています。そして、イラクの人々を苦しみから解放し、エンパワメントを進めることを目指しています。特に紛争の被害に苦しんでいる人々、中でも女性と国内避難民を主たる支援対象としています。

インサーンは、キルクーク県の中でもっとも活発なNGOのひとつで、多様性のあるコミュニティの中で、コミュニティの一体感を高め、平和共存を進めています。

2017年10月、イラク中央政府は、自国民に対して軍隊を使わないという憲法と法律を破り、キルクークに侵攻しましたが、クルド人部隊であるペシュメルガは、人々の命と暮らしを守るために、あえて戦いませんでした。

数千人のクルド系と非アラブ系の人々が、スレイマニヤやアルビルなどの近隣の県に避難しました。イラク中央政府は、治安維持軍や警察署などのトップを解任し、中央政府側の人物に替えました。中央政府は、新しい規則を作り、クルド自治政府系の組織を追放し、平和共存のために活動するNGOも追放しようとしています。

治安状況の悪化に加え、この規則の変更により現地NGOの多くがキルクーク県内で活動することができなくなってしまいました。中央政府およびキルクーク県の新しい行政当局が、クルド自治政府から活動の許可を得ていた現地NGOに、活動する許可を与えなかったためです。これにより、上記のNGOは、一切の活動ができなくなっています。さらに、中央政府とクルド自治政府の対立により、多様な背景を持つコミュニティの平和共存に悪影響を及ぼし、市内においても民族間の緊張が高まっています。

インサーンは、中央政府にNGO登録しているため、キルクークで活動できているほぼ唯一の現地NGOです。今こそ、平和共存のためにこれまで以上に努力し、この地域で人々のつながりを再び取り戻さなければなりません。特に、キルクークの子どもたちは、平和共存の概念を学ぶために「平和のひろば」による、より一層の支援を必要としています。イラクの子どもたちが生き延び、再び暴力の渦に巻き込まれないようにするため、日本のみなさんの支援を必要としているのです。私たちの活動へのご支援をお願いいたします。

アリー・ジャバリ

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