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イラクボランティアチーム、キックオフ!

2015年度イラク事業インターン 渡辺 真帆
2015年7月23日 更新

この夏、新しく発足するイラクボランティアチームのキックオフイベントとして、7月13日(月)に「現地事業を体験しよう!ワークショップで知る『イラクの横顔』」を開催しました。ご参加いただいた皆さま、どうもありがとうございました。

イラクの魚料理「マスグーフ」を紹介するスタッフ池田イラクの魚料理「マスグーフ」を紹介するスタッフ池田

はじめにスタッフの池田が、4月に現地で撮影した写真や動画を紹介しながら、最近のイラクの状況を報告。クルド自治区スレイマニヤのショッピングセンターや、郊外の緑豊かな山地の様子、楽しそうにビデオに映る現地NGOのスタッフなど、報道では目にしないイラクの「横顔」に、参加した方々からは驚きの声もありました。

別々のお題を与えられた二人がペアに。ペンと紙は一セットのみ別々のお題を与えられた二人がペアに。ペンと紙は一セットのみ

つづいてJVCイラク事業の紹介として、活動地キルクークの避難民の現状を説明したうえで、現地で行っている非暴力トレーニングの疑似体験を行いました。それぞれに別のお題を与えられた二人が、一本のペンを同時に持ち、一枚の紙に絵を描きます。言葉を発することは禁止。さて、何が起きるでしょうか。

各ペアの片方に事前に与えられたミッションは、「昼の都会」を描くこと。そしてもう片方に与えられたお題は、「夜の浜辺」。言葉を交わさずに、同じペンと紙を使って真逆のものを描こうとした結果、さまざまな絵が出来上がりました。

一人は「昼の都会」、もう一人は「夜の浜辺」を描きます一人は「昼の都会」、もう一人は「夜の浜辺」を描きます
紙の半分にそれぞれのお題を描いたペア紙の半分にそれぞれのお題を描いたペア

順番にペンを動かしたり、描く場所を分けたりと、自然に暗黙の了解ができたペアもあれば、お互いに譲らず、何の絵かわからなくなってしまったペアも。このアクティビティの目的は、「思い通りにならないことに直面したときに、自分がどのような感情を覚えるか」を実感すること。誰もが持っている暴力性を自覚することにつながります。

ワークショップの後は、ボランティアのソフィアンさんによるウードの生演奏。楽器や曲の紹介に加え、イラクと日本のハーフとして、また国際関係を専攻する大学院生として、イラクの状況に関するお話もありました。「僕はムスリムですが、シーア派かスンニ派かは言いません。なぜなら、この表明は分断や対立を招くことにしかならないから」という言葉は、「宗教対立」や「宗派対立」と言われる問題を考える際の貴重なヒントになるのではないでしょうか。

終了後は、座談会を開催しました。セージというハーブ入りの紅茶と、バクラワというアラブのお菓子をいただきながら、イベントの感想や、お互いの関心事を話し、参加者同士やスタッフとの交流のひとときとなりました。

イラクと日本のハーフ、ソフィアンさんのお話イラクと日本のハーフ、ソフィアンさんのお話
座談会は遅くまで盛り上がりました座談会は遅くまで盛り上がりました

ボランティアチームの記念すべき初回活動日は、7月27日(月)です。イラク事業のオリエンテーション、参加メンバーの顔合わせを行い、全員で活動計画を考えます。

今年4月からのインターン活動を通して知ることができたのは、自分たちの住む地域の平和を求めて地道に活動を続けている、イラクの人びとの存在です。彼らの活動をより多くの人に発信し、一緒に応援する仲間を増やしたいとの思いで、ボランティアチームを立ち上げました。

イラクに関する知識は必要ありません。何か新しいことを知りたい、やってみたいという方ならどなたでも大歓迎です。ぜひ、お気軽にご参加ください。お待ちしています。

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