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2014年6月26日

国連人道問題調整事務所(UNOCHA)
イラク状況報告No.1

イラク事業ボランティア 井川 翔 JVCイラク事業チーム補佐 中野 恵美
2014年7月22日 更新

概況

(翻訳担当:井川翔、中野恵美)

イラクにおける国内避難民の状況イラクにおける国内避難民の状況

イラクでの危機は続き、モースルからは50万人、ディヤラ県及びサラハディーン県からは数十万人の人々が避難しており、ここ6ヶ月の間、アンバール県から避難した50万人と合算すると、イラク全土で100万人以上の国内避難民発生したことになる。ニナワ県の委員会によると、タルアファルからは軍事的衝突や爆撃のため、22万人もの住民が避難を余儀なくされている。難民の多くは、屋外におり、緊急的に水及び食料、避難所、トイレを必要としている。

国内避難民

イラクは、現在、世界で最も多くの国内避難民の状況を抱える国の一つになっている。2014年1月以降、100万人以上の人々が避難を余儀なくされている。さらに、過去の紛争の数々で避難民となった100万人と、シリア難民22万人が加わる。6月25日に発行されたIOM Displacement Tracking Matrix (DTM)によると、DTMは、6月5日から、240カ所に散らばっている4万157世帯(240,942人)の居場所を確認している。最も新しく国内避難民となった世帯の過半数(67%)は、ニナワ県から避難して来ている。サラハディーン県(14%)、 ディヤラ県(5%)、アンバール県(4%)の他、バビロン、キルクーク、バグダッドからも避難を余儀なくされた人たちがいる。

原則として避難は、元々住んでいた県内に留まっている。その結果、現在ニナワ県は、2万7千83世帯の避難民を抱えており、6月5日以降発生した国内避難民の大半を占めている。ニナワ県が県外からの国内避難民を抱えていないことは、特記すべきである。県境を越えて避難している人たちの大半は、クルド自治区であるドホーク、アルビル、スレイマニヤといった県へ避難している。また、数は比較的小さいが、バスラやディカール、マイサン、ナジャフ、カーディシーヤ及びワーシトといった遠方の南部地域でも国内避難民が確認されている。DTMレポートの全文は、下記リンクよりアクセスできる:https://www.humanitarianresponse.info/operations/iraq/search?search_api_views_fulltext=iom

イラク西部のアルカイムは、緊急状況下にある。シリア難民のキャンプや周辺地域は、現在ISIL(イラク・シリア・イスラム国)の支配下にある。イラク軍と警察は、6月13日に撤退した。UNHCRによると、60世帯(300人)以上が既にキャンプを立ち退き、シリアへ向けて移動している。また、地元コミュニティに入るために、アルカイムへ移動した家族もいる。他の家族は、支援が提供されるならキャンプに留まりたいと言うが、状況は不安定で、現在備蓄されている物資以上の支援は難しいかもしれない。子どもや老人を多く含む約1500人が、6月25日に ニナワ県のハムダニヤからアルビルに到着した。また、はるかに多くの国内避難民が移動中であるということを様々な報告が示している。国内避難民の多くは、長距離を徒歩で移動しており、中には戦闘などにより怪我をしている人もいる。UNICEFの評価チームは、25日夜の時点で避難をしている人たち(子どもや女性およびその家族)に、水や衛生キットを含む緊急支援を開始している。

イラク状況報告No.1-2に続く

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