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第11回 シニア ・地域保健・スーパーバイザー アブドゥル・ワハーブさん

2016年度アフガニスタン事業インターン 戸澤 典子
2016年7月 4日 更新
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今回ご紹介するのは、医師のアブドゥル・ワハーブです。JVC診療所があるナンガルハル県、ロダック郡にある村で生まれ、今年42歳になります。 2006年からJVC診療所地域保健員の指導員として勤め始め、今ではシニア地域活動スーパーバイザーとして働いています。ワハーブさんがこれまでどのような人生を送られてきたのかインタビューしました。

子ども時代〜大学時代の思い出

父がアフガニスタン政府で働く中流家庭に生まれました。4歳の頃、ソ連軍侵攻があり、不幸なことに父はソ連軍に逮捕され今も行方がわかりません。私たち家族は叔父の家族と一緒にパキスタンに移住し、叔父は私たち兄弟が10年生(日本だと高校一年生くらい)に上がるまで支援をしてくれました。

その後、私たち兄弟はアフガニスタンへの帰国を決め、大学へ通うようになりました。私は医学系の大学へ、もう一人の兄弟は工学部へ進学しました。大学時代は経済的援助が一切なかったので長期の休み期間に働き、その稼ぎで勉強を続けました。この時、学生生活を続けるよう励ましてくれたのもあの叔父です。叔父には感謝と敬意を心から感じています。

今では私が自分の家族だけでなく、兄弟の家族を経済的にサポートすることができています。今のような生活ができているのも、叔父の援助、絶対に大学を卒業するという決意、困難な時期に生き延びるフレキシビリティによるのだと思います。

ワーハブさんの家族

8人家族で、妻と3人の息子、3人の娘がいます。10歳の娘を筆頭に、末の子は18ヶ月の息子です。私自身は4人兄弟で、母はそれぞれの息子の家に順番に住んでいます。

趣味と関心

趣味は親戚を訪ねること、読書、歌のビデオ鑑賞です。JVCの医療チームと業務に関するディスカッションをしたり、自分のこども達がやる気をもって学校に行けるよう彼らと時間を過ごすことを大切にしています。

JVCでの仕事

プログラム・コーディネーターとして、診療所、地域活動、教育活動の調整や、アフガニスタン保健省と地元長老など関係者間のコーディネーションを行っています。また、JVC東京とアフガン事務所との連絡係もしています。
JVCの仕事にはいつも喜びを感じていますが、特にコミュニティをエンパワーメント、サポートできた時に感じます。逆に、過去に経験したことがない新たな取り組みや、仕事に明確な方向性が見いだせない時に、困難を感じています。このような時でも、仕事進めるのに時間はかかりますが、業務が上手くこなせるような方法を考え、もっと情報を集め、楽しむようにしています。

地域に入って長老たちと話すワハーブ(中央)地域に入って長老たちと話すワハーブ(中央)

将来の夢

自分の夢は 公衆衛生学修士学位をきちんとした教育機関で取得することです。地元では、親族・近隣の困窮する人々を助けていきたいです。そして家族に対する夢は、より良いアフガニスタン国家を造っていくため、子ども達に医療・工学などの様々な分野で活躍できるような教育を与えたいです。

日本のみなさんへ

アフガニスタンの人々は他国からの干渉なしに平和に暮らしたいのです。特に、子ども達が将来、平和で幸せに暮らせる環境を願っています。みなさんが「平和」について話すとき、ぜひ私からのメッセージを思い出してくだされば嬉しいです。

来日したこともあります。保健教室の講師を務めるワハーブ。来日したこともあります。保健教室の講師を務めるワハーブ。
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