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女の子たちもいきいき学べるクラスづくりをサポート!~授業研究の取り組み~

アフガニスタン事業担当 加藤 真希
2014年12月 8日 更新

JVCアフガニスタン事業では都市から離れた活動地(ナンガルハル県シェワ郡)で2007年から教授技術の向上を目指す参加型の教員研修、つまり先生たちのトレーニングを実施しています。これまで紛争によって、人材の喪失や教育施設の破壊など、多大な被害がもたらされてきたアフガニスタン。何の指導訓練を受ける機会も得ないまま、中学校を卒業しただけで先生となった人もいます。

JVCの授業研究の特徴は、村の学校の先生たちが外部講習ではなく、同僚とともに自分たちの学校で訓練の機会を持ちながら授業創りを学ぶことです。先生たちが授業法を学び、自信を持ってわかりやすい授業をすることで、子どもたちも楽しく勉強できる教育環境を作っていくことが狙いです。

この秋、初めて女子学校で授業研究を実施しました。今回の対象校のバル・カシュコート女子学校には現在20人ほどいる教員のうちの一人が女性教員です!同じ県内でも大きな都市であるジャララバードの学校には多くの女性教員が活躍しているのですが、JVCが活動している村々では女性教員がほとんどいないのが現状です。(その唯一の女性教員へのインタビューはこちら

女の子たちは全員カラフルな布を頭にまとっている女の子たちは全員カラフルな布を頭にまとっている

今回の実施で課題となったのは、この唯一の女性教員の参加です。この地域の習慣で、成人は基本的には親族以外の異性と顔を合わせることがありません。同じ学校で勤務していても、この女性教員は普段から生徒を通じて男性教員とコミュニケーションをとるなどしているようです。グループワークも多いJVCの研修には、どうやって一緒に参加してもらえるのでしょうか。男性教員だけで実施するしかないのでしょうか...

授業案の例。各コマでの達成目標、手法、準備物、宿題などが記載されている授業案の例。各コマでの達成目標、手法、準備物、宿題などが記載されている

チームで話し合った結果、川を越えた場所にある村の学校で勤務している女性教員に参加してもらうことになりました!女性の村を越えた移動は、男性家族の反対がある場合も多く容易ではありませんが、担当者が丁寧に事業の意義を説明したことも功を奏し、今回は無事に別の村の学校からも2人の女性教員がやってきて、合計3人の女性が授業研修に参加しました。

授業研修は3日~4日で構成しています。
1日目は日頃抱えている悩みや授業の進め方で困っていることを話し合い、そのあとグループに分かれて"授業案"を作成します。

授業案を作成中授業案を作成中

2日目は実践です。参加者の中から2人の先生が授業案に沿った流れで実際に授業を行い、それを他の先生がチェックして、長所・改善点を書き出します。

最終日の3日目は、行った授業の反省を長所・改善点のチェックシートに基づきながら全員で振り返ります。

「改善すべき点:アジズラー先生は最初に出席を取るのを忘れている。」「改善すべき点:アジズラー先生は最初に出席を取るのを忘れている。」
一つの机に5人?ぎゅうぎゅう詰めの教室!一つの机に5人?ぎゅうぎゅう詰めの教室!

このような流れで、初めて男性教員と女性教員が一緒になって授業研究を実施することができました。男の子も女の子も、どの子も計り知れない可能性を秘め、日々成長しています。子どもの成長は早く、学びを得る可能性も大きく、一日だって無駄にしたくありません。

彼らが考える力を養い・鍛える機会を保障するためには、男性の先生も女性の先生も、どちらも必要です。JVCアフガニスタンは、そんな思いを持って教育事業を続けています。

JVCアフガニスタンの教育事業についてはこちら

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