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2014年3月の記事一覧

絶望的な状況が今も

六十五年もの長い間解決を見ない、国際紛争の代名詞ともいえるイスラエル‐パレスチナ問題。初めてパレスチナを訪問した二〇一一年、胸が詰まるような、やるせない気持ちがこみ上げてきたのを覚えている。高さ八メートル、距離七百キロにもなる巨大な分離壁によって囲われた大地、大事にしてきた家や土地は奪われ、オリーブの木と共に農地は破壊され、すべてを奪った者たちが「のうのう」とそこに住んでいる。抵抗すれば投獄され、有り得ないような不平等に抗いながらも、結局人々は強大な力に屈服するしかない。「いつか正義は行なわれる」という論理はここには無く、二回に及ぶ民衆蜂起(インティファーダ)が封じ込められた今、自ら戦う術もパレスチナ人には無いように見える。

歴然と横たわる力の差を目の当たりにした私は、ここの問題は「紛争」ではなく、一方的な「支配と占領」だと感じた。と同時に、ここの問題を「紛争問題」として当事者間の責任に留めるのではなく、問題解決に向けたマクロ・ミクロレベル、官・民、イデオロギーを超えた協調・支援が必要不可欠であると感じた。

No.306 「人道支援」の最前線にあって考える (2013年12月20日発行) に掲載】

【スタッフのひとりごと】
地元で人気のカフェ

カンボジア現地代表 山崎 勝
2014年3月 4日 更新
イラスト/かじの倫子イラスト/かじの倫子

プノンペン事務所の隣に、2軒のカフェがある。しかし、カフェというほど洒落たものではない。暗い店内は煙草の煙に包まれており、その霞の先ではカンボジア語吹替え版の香港映画が朝から大音量で流されている。

そんなカフェだが、うまいベトナムコーヒーが1杯30円くらいで飲める(カンボジアでは食堂の昼食が100円程度)。私も、出勤前にアイスコーヒーを頂くことにしている。周りを見渡すと、朝一番の稼ぎを握りしめたバイクタクシーの運転手が多い。彼らの中には公安関係者もいるらしく、他には警官や軍人も目立つ。つまり、ここはインテリジェンスの最前線というわけだ。それ故か、ここで交わされる会話は幅広い。昨晩近所で起こった事件のことから世界情勢にまで話題が及び、それぞれ好き勝手なことを言っている。

No.270 銃を「持つ」人と「持たない」人の境界 (2008年10月20日発行) に掲載】

【スタッフのひとりごと】
大きな声で思いをアピール!

震災支援担当/ アフガニスタン事業担当 谷山 由子
2014年3月 4日 更新
イラスト/かじの倫子イラスト/かじの倫子

こどもの頃、4人姉妹の末っ子の私は大声で叫ぶことが存在をアピールする大切な手段でした。最近、過去に鍛えたこのパフォーマンスを発揮できる機会が巡ってきました。

昨年の秋、ある集会でキャンプ座間(米軍基地)のバス停で毎週水曜日に座り込みをしている女性たちがいることを知り、さっそく出かけて行ったのが始まりです。そもそもアフガニスタンにいた頃から米軍の存在への疑問が増幅し、日本にもどってから「あなたたちのやっていることはおかしい」と伝えたかったのですが、さすがに一人で訴える度胸はありません。そこで、第一歩としてこのグループの毎月の定例抗議デモ行進に参加することにしたのです。"Stop the war right now(今すぐ戦争をやめろ)!"、"No UEX in Camp Zama (キャンプ座間に新司令部はいらない) !"と昼過ぎから大きな声でアピールします。続けているうちに(自分は黙っていないぞ)と勇気が湧き、深みにはまっていく気配を感じつつあります。思いのたけを叫び尽くした頃には陽も傾き、地元の有志とお疲れさん会に。「デモの許可がとりにくくなってねえ」とか「ビルの一角で米軍監視をしてたら逮捕されちゃってさぁ」と普段耳にしない武勇談も飛び交って、ちょっと緊張しつつも大声をあげた後の達成感に酔いしれるのでした。

No.272 スーダン人メカニックを育てる。 (2009年2月20日発行) に掲載】

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