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スタッフのひとりごと

中東男子との恋愛攻防戦

パレスチナ事業担当 並木 麻衣
2014年1月17日 更新
ひとりごと:並木さんイラスト/かじの倫子

以前、パレスチナに留学していました。「治安は大丈夫だった?」と方々で聞かれますが、当時の私にとっての一番の脅威は、現地の「シャバーブ(男子たち)」でした。

パレスチナに限らず、中東は「婚前交渉ダメ、絶対!」主義。デートは「婚約してから両親の目の届くところで」が鉄則で、結婚のために男性側は多額の結納金を準備します。本人や家族がそのお金を準備し終わる頃には、男性は30代になっていることもしばしば。10〜20代という多感な時期を過ごす多くのシャバーブにとって、女の子は文字通り「高嶺の花」なのです。文化とはいえ、ちょっと可哀想な気も...。

そんな地域に留学してくる外国人女子は、「婚前交渉OKらしい!」「結納金要らないらしい!」「結婚したらパレスチナの外に出られるかも!」と、シャバーブの注目の的に。母国感覚で彼らと連絡先を交換しようものなら、「脈あり!」とみられて、当時独仏西日の女子4人で暮らしていた我々のアパートは朝から晩まで携帯が鳴りっぱなし。他にも、路上のチカン、ナンパ、詩の詰まったラブレターの大量受信など、中東の慣習に不慣れな女子の受難(?)は続くのでした。そんな中、イタリアの友人(男子)が一言。「イタリア女子は、男に連絡先を聞かれたら『あなたのを寄越しなさい、必要な時に私から連絡するから』って答えるんだよ」。ううむ、それはカッコイイ!

その後、その言葉は私のキメ台詞になりましたが、最近のシャバーブは「facebookやってる?」の一言と名前検索、そして絶え間なきメッセージ攻勢へ。便利すぎるのも考えものだなぁと思う今日この頃です。

No.306 「人道支援」の最前線にあって考える (2013年12月20日発行) に掲載】

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※後日、掲載年月別一覧を用意します。

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