アジア・中東・アフリカで活動する国際協力NGOです。
  • JVC facebook
  • JVC twitter
  • イベントメルマガ配信中
  • 文字サイズ:大きく
  • 文字サイズ:中くらいに
  • 文字サイズ:小さく
JVC English website
スタッフのひとりごと

先生の記憶と生徒の思い出

支援者担当 宮西 有紀
2013年10月 8日 更新
ひとりごと:宮西さんイラスト/かじの 倫子

だいぶ前に見たテレビでこんな場面がありました。ある先生の出張授業。最後にひとりの主婦が「先生、私のこと見て何か感じませんか?」と切り出しました。その先生はしばらく黙って、そしてにっこり。「...ずっと感じてましたよ。26年前、○○市立○○中学校3年5組 旧姓○○△△さん。今回、テレビ局に届いた手紙、あなたが書く"と"という文字、2画なのに一筆書きなところがちっとも変わってない。教師にとって生徒は子どもなの。あなたもお子さんがいらっしゃるでしょ。親が子どものこと忘れますか?忘れないでしょ」気がついたら涙がぽろぽろ流れていました。そして、ある先生のことを思い浮かべました。

父の転勤で旧西ドイツで過ごしていた小学校時代。日本人学校6年生のときの担任、S先生。まあるい顔で、まるで日本人形のような黒髪のおかっぱ頭。みんなで「金太郎先生」と呼んでました(女性ですが...)。小学校を卒業するとき、S先生も任期満了で帰国することが決まっていたので、6年生全員で、かぎ針でモチーフをひとり一枚ずつ編んで(男の子も)、それを全員分つなげて大きな膝掛けにして、先生にプレゼントしました。そして、「10年後の3月20日を過ぎた最初の日曜日に同窓会をやろう!」と約束。

そしてその約束は、22歳の3月のとある日曜日に実現しました。S先生は、アルバムはもちろん、あの膝掛けも持ってきてくれました。先生は、その日まで大事に使っていてくれたんですね。みんなも「あ、ココは俺が作ったやつだ」「これは私かな?」と思い出探しに没頭。

金太郎先生、今もお元気にされていますか? 私は当時の先生より年上になりました。今でも「先生の子ども」のまま、独身ですけどね。

No.304 国境が引かれ、対立と不信が残された後で (2013年8月20日発行) に掲載】

スタッフのひとりごと の記事一覧:こちらもぜひお読みください

更新日タイトル
2017年1月30日 更新思わず「手」が出る
2016年12月12日 更新猫じゃありません、家族です
2016年12月 1日 更新高尚だけが人生か?
2016年2月 9日 更新癒やしのメダカ
2015年11月12日 更新がんばり屋さんのトランペット
2015年11月12日 更新甘い想い?
2015年11月12日 更新譲りの道を今日も行く
2014年11月13日 更新歩くことが好きです。 大した目的もなくひたすら歩きます。
2014年9月11日 更新涙の論文提出日
2014年8月 8日 更新日本人は「外国人」?

Facebook コメント

※後日、掲載年月別一覧を用意します。

団体案内
JVCの取り組み
11ヵ国での活動
イベント/お知らせ
現地ブログ
あなたにできること
その他
特定非営利活動法人 日本国際ボランティアセンター
〒110-8605 東京都台東区上野5-3-4 クリエイティブOne秋葉原ビル6F 【地図】
TEL:03-3834-2388 FAX:03-3835-0519 E-mail:info@ngo-jvc.net