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スタッフのひとりごと

結婚式と「財政危機」

CLEAN 環境教育担当 樋口 正康
2011年11月24日 更新

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結婚式というのは、新郎新婦が新たな旅路を二人で歩むことを誓い、親から巣立っていく人生転機の行事であると思う。周囲も、その旅立ちを祝い、激励する。親への感謝の言葉を述べるシーンでは、まるで自分のことのように涙がでてくる(親に迷惑かけっぱなしのため)。結婚式に出席することは嬉しいが、これが連続すると実生活に影響を及ぼすことがある。いわゆる「ご祝儀貧乏」というやつである。

この、「結婚式が続いて金欠なんです...」という状況は、実はカンボジアにもあり、私も今その「財政危機」に直面している一人である。カンボジアの結婚式は農閑期である乾季に集中する。スタッフ・知人などの誰かしらの結婚式が毎月続くこともある。同じ月に結婚式が重なると、生活のやりくりに困ることにもなる。

ご祝儀の額面も、財政を圧迫する要因の一つである。外国人職員であるため、必然的に現地の人が期待するご祝儀の額面は大きくなる。よく知る知人だと、100~200 ドルのご祝儀が必要で、そうでなくても最低30 ドルぐらいは必要となる。知人の結婚式の場合は、日本のご祝儀とあまり差はなくなってきている。

実は結婚式に招待される頻度も高い。カンボジアの結婚式の披露宴には、実に多くの人が招待される。こちらに来てから、あまりよく知らない人の結婚式に何回出席したか数え切れないほどだ。

行けばご祝儀が必要で、行かなければ礼節を欠くことになる。ここに私なりの小さな駆け引きがあり、内心は揺れている。カンボジアの伝統とは逆行することになるが、(身内だけを招待して祝ってくれないものだろうか)と思わなくもない今日この頃である。

No.286 我が振り正して他人に示す (2011年2月20日発行) に掲載】

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※後日、掲載年月別一覧を用意します。

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