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パキスタン地震 第三次支援 
パキスタン地震被災地 調査・支援報告 ■パキスタン側:2月9日更新分■
2006年2月9日 更新
 

2006年2月9日
日本国際ボランティアセンター(JVC)

氷点下のテント生活

■丘陵地に広がるテント

昨年10月8日に発生したパキスタン大地震。7万5000人以上が犠牲に、そして200万人以上が住居を失った。


■雪が積もることもしばしば

その日から3ヶ月以上が経った2006年1月。朝晩は氷点下となる寒さの中、被災者はいまだテントでの避難生活を送っている。


毛布の上で体を寄せ合う

■部屋の隅に重ねた毛布の上に身を寄せ合う

テントの中では、地面からの冷たさが直接体に伝わってくる。土の上にはシートと薄い毛布を敷いているのみなのだ。部屋の隅に重ねた数枚の布団の上に、家族が体を寄せ合って過ごしている。

また多くのテントは冷気を遮るほど十分な厚さはない。ビニールを重ねたり、トタン板を載せたりと工夫しているものの、氷点下を過ごすには厳しい。


越冬のためにトタン板を支援

■トタン板で、壊れた家屋を補修

この冬をいかに乗り切るか――。被災者は大きな課題に直面している。政府が初期支援金として被災家庭に分配しているのは2万5千ルピー(約5万円)。春までの間、何とか家族が食べるものはまかなえそうだが、住居の修復には全く足りないと言う。パキスタン軍も被災家庭にトタン板を配布しているが、冬を越すには明らかに不十分だ。壊れた家の壁や屋根として、またテントに乗せて外気を遮るなど、汎用性の高いトタン板だが、とにかく数が不足している。


■トタン板で、薄いテントを補強

そこで私たちは、ともに支援活動を行なっている地元NGO「SPADO(Sustainable Peace and Development Organization)」の仲間たちと話し合い、被災者にトタン板を配ることを決めた。トタン板に実際に釘を打ち、壊れた家屋を修復する作業は住民自身が担う。被災した人々の間に生まれてきている、自ら復興しようという気持ち。この兆しを支えていきたい。


孫が下敷きとなった瓦礫の山で

■瓦礫の山から薪を拾う

崩壊した家屋の瓦礫はまだ至る所に残っている。800人の住民の内38人もが亡くなったバタグラム行政区バザーゲイ村でも、崩れ落ちたレンガや木材が散乱している。その瓦礫の山の中で、一人の老婆が木切れを拾っていた。暖をとるための燃料にするのだという。棒状の廃材をつえ代わりにし、腰を丸めてゆっくりと木を拾い続けている。


彼女の孫は、この瓦礫の下敷きになって亡くなったそうだ。生き延びた人々は、身近な人を失った悲しみを抱えながら冬に立ち向かっている。

復興への道のりはまだまだ始まったばかりだが、被災地の人々は力強く立ち上がりはじめている。暖かく春を迎えることができるよう、できる限りのサポートを続けていきたい。

 
 


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