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第8回 JVC会員総会 報告  
2007年6月15日 更新
 

総務担当 細野 純也

2007年6月9日、第8回JVC会員総会が東京・池袋で開催されました。当日は68名の正会員が出席され、委任状と合わせて定足数を満たしました。

■冒頭の挨拶する谷山

最初に、昨年10月から代表に就任した谷山博史から挨拶がありました。私たちが現在どのような時代に生きているのか、政治状況や環境に対する各種の取り組みとその意味、そして各地の紛争を取り上げ、それらが私たち自身の暮らしとどのように関わっているのかを提示しました。

そして、NGOであるJVCが今後もオルタナティブを提示していくことの重要性を説明しましたが、過去にも増してそれが難しい時代に差し掛かっていること、だからこそ、仲間である会員とともに支えあい考えていきたい、という表明がありました。

議案1・2006年度活動報告・決算報告

まず事務局長の清水俊弘から、2006年度の報告の概要を確認しました。国内におけるNPO/NGOセクターの規模を提示し、今まで以上に責任ある活動が求められていること、そして06年度当初のJVCの各地の活動における視点を確認しました。

続いて、事務局の川合千穂、下田寛典、細野純也が、地域開発活動、人道支援活動、国内活動についてそれぞれ報告を行ないました。その後、経理担当の香取佐和子から決算報告があり、続いて監事の樋口達から決算は適正に実施されているとの監査報告がありました。しかしながら今後の課題として、海外事務所の会計報告の検証がしきれていない現状にあり、信頼性を高めるという意味で今後改善していくべき、と指摘がありました。その後に質疑応答を行ない、報告・決算は承認されました。

議案1に関する質疑応答

質問1・最近はスタディーツアーは実施しないのか?
タイに関しては2006年度は現地活動に集中したために実施できなかった。2007年度は体験や交流を重視した形で8月に実施の予定。
質問2・以前のような体験型の会員の集いを実施できないか?
コスト面から会員担当を専任で置けない人的事情がある。一方、ボランティア発案ではあるが7月に合宿が企画されている。
質問3・南アの活動における協動団体の不正会計に関する詳細を。
協動団体のスタッフ経由で在宅看護ボランティアへの手当支払いを行なっていたが、これを着服された。現地の警察に届け、現在は民事訴訟を進めている。詳細は会報誌Trial&Error 259号の報告を参照してもらいたい。
質問4・会員数の減少(2006年度は約110名の減少)に対する対策は?
■開場からの質問に答える事務局長清水
会費が支払われないまま、しかたなく退会扱いにする場合が多い。会費支払いのお願いに一言添える工夫をすると共に、会員が関東圏に集中しがちなので、谷山代表の地方講演を企画中。
質問5・JVCが送付した政府への公開質問状には回答がくるのか?
回答は返さなければならない。しかし、こちらの聞きたいことに正確に答えてくるとは限らない。回答も含めてホームページで公開している(「イラク自衛隊撤収に関する公開質問状」「アフガニスタンに関する公開質問状」その回答「イラク特措法改正に関する公開質問状」その回答)。
(会場からのコメント)JVCが出した公開質問状は、本来は政党が出すべきものだと思うが、それができていない。それをJVCが出してくれることは頼もしい。
質問6・補助金の収入が予算に対して大幅に少ない理由は?
主な理由は、スーダンにおけるUNHCR(国連高等弁務官事務所)との契約が遅れ、年度内の事業規模が縮小したため。
質問7・南ア不正事件の被害額は? また、シェアとの共同事業だが、被害の振り分けはどうなっているか? 本事業の報告会を実施する予定は?
被害額は約40万円。資金調達経路上、すべてJVCからの支出分。また、訴訟による返金を見込んでいるので、振り分けは考えていない。報告会はシェアと連携して今後実施する予定。

議案2・2007年度活動計画・予算案

はじめに代表の谷山から、2007度の計画に関して、世界の状況とそれに対するJVCの視点と取り組み、そして組織としての抱えている課題の認識を提示しました。

■報告をするカンボジア事業担当鈴木

続いて、事務局の鈴木まり、藤屋リカ、荻野洋子から、地域開発活動、人道支援活動、国内活動の各計画について説明しました。予算案の説明を香取から行ないました。その後に質疑応答を行ない、計画・予算は承認されました。

議案2に関する質疑応答

質問1・G8サミットNGOフォーラムに関して、JVCのスタンスは?
「人権と平和」ユニットに積極的に関わっていく。多くのNGOが分野を越えて大同団結したことが重要だと考えている。また、JVC特別顧問の星野昌子さんが、フォーラム全体の代表に就任されている。
質問2・郵政省ボランティア貯金に関して、以前予算通りに確保できなかった例があったと記憶しているが、今年度は大丈夫か?
慎重に検討・対応しており、今回はほぼ大丈夫と手応えがある。
質問3・他団体ではクレジットカードでの募金の例もあるが、検討できないか?
今後検討していく。
質問4・現地での活動が終了した後、人々へのアフターケアーなどの考えは?
すべての活動でではないが、フォローアップ活動としてスタッフが時々現地を訪れるようにしている。
質問5・アフガニスタンでの活動の「教授法ワークショップ」とは何か?
新しい教科書と指導書が配布されたので、その有効な利用方法についてのワークショップを小学校の先生を対象に実施している。
質問6・イラクに関して、国際NGOとして今後どう関わるかの考え方は?
現地の状況は厳しくなる一方であり、バグダッドでは住民はますます生活しづらくなっている。連絡自体も難しい。しかし、その状況を日本に発信すること、関わり続けることの重要性は変わらない。
質問7・自己資金の重要性に関して、補助金の比率を改善する場合の目標はあるか?
以前からの目標である、「政府系資金を全体の2割に」を目指す。
質問8・緊急関係ではなく、「JVCらしさ」を資金調達につなげる計画案があるか?
昨年度から準備してきた「アジアごはん基金」を設置。生協や消費者運動をしている方々など、ともに共感できる人々とつながっていきたい。
■最後に事務局スタッフ全員が前に出て挨拶

活発な意見交換がなされ、スタッフと会員が世界の課題に共に取り組んでいこう、と改めて感じられた総会だったと思います。また、同日午後には、「JVC会員の集い」が設けられました。こちらに関しては、「東京スタッフ日記」をご覧ください。

 
 


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