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南アフリカ ワークショップ報告会  
2006年10月24日 更新
 

開発教育ボランティアチーム 坂本 智子

2006年8月26日ワークショップ報告

HIV/AIDSを知ろう
〜JVC南アフリカのプロジェクトから〜

世界のHIV/AIDS陽性者の60%以上がアフリカに暮らしています。 なぜアフリカでこれだけHIV/エイズが広まってしまっているのでしょうか。 南アフリカ共和国を事例として、その原因や支援のあり方を見ていく中で、HIV/エイズ陽性者を取り巻く状況について知ってほしいと思い、このワークショップを企画しました。

はじめに、写真を見たり、クイズをしたりして、南アフリカとHIV/AIDSとの関係について、情報を共有しました。その後、グループ毎に「なぜ、南アフリカではHIV/AIDSの陽性者が多いのか」続いて「HIV/AIDSの状況に対して、何ができるのか?」を考えました。

グループワークからは、まさに現状そのものといえるHIV/AIDS拡大の理由とその対策がいろいろな観点から出ました。
 スタッフの渡辺さんの解説と合わせ、HIV/AIDSが広まる原因はひとつではなく、いろいろな要素が深く結びついていることがわかりました。
 HIV/AIDSの感染拡大は初期段階で予防することが非常に大切あり、一時点を過ぎると、爆発的に増加してしまい対策が困難となるということもわかりました。
 南アについて言えば、検査体制・教育は整っています。しかし、南アでは偏見が根強いこともあって、感染が分かると失職する、差別されるなど、検査をして自分の状態を知ることのメリットがないため検査を受けない人が多いのです。そのため、HIV感染に無自覚なまま、他人に感染させてしまうという状態があります。また、HIV.AIDSの陽性者が多い職種のイメージなどがあるかもしれませんが、実際は主婦など、誰でも陽性者となりうることもわかりました。

HIV/AIDSの状況に対して何ができるのかということについては、インフラの整備だけでは効果は得られなく、今後様々な面からのアプローチが不可欠で、特にHIV/AIDS陽性者を取り巻く「差別・偏見」をなくすなどの文化的・社会的な要素も大変重要であることがわかりました。なお、日本もかなり対策が遅れており、かつ差別も強いと言われているので、この点についても今後考えてほしいと触れました。

参加者からは、「南アはインフラが整っていても、それほどHIV/AIDSを取り巻く状況がよくなっていないことがはじめてわかった。人間の心理(差別・偏見)が非常に大きく関わっていることを知り、自分自身や周りから意識改革をしなければならないと思った」、「グループワークで色々な人と意見を共有したり、聞いたりしながら学ぶことができたことがよかった」という意見が最も多く寄せられました。また「JVCの現地での活動内容についてもっと詳しく聞きたかった」という意見も多くいただきました。

運営側としては、初めてファシリテーターを担当し、準備には時間がかかりましたが、知識の面、スキルの面ともに、大変勉強になりました。19名という参加者の皆さんに満足いただけ、また自分たちもこれまで知らなかった多くのことを知ることができ、企画してよかったと思いました。


 
 


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