写真家 長倉洋海さん
カレンダーをご利用くださる皆さまへ
フォトジャーナリストになって30年。カメラを手に世界中を歩いてきた。どんな場所にも、子どもたちの姿があった。勉強する子、市場で物を売る子、子守りをする子、パンを焼き料理を作る子だっている。子どもたちの瞳の奥に映っているものは未来への大きな夢。飛び立とうとするエネルギーがあふれている。小さな手があかぎれていても、それは働く子どもたちの誇り。悲しい時には涙をたくさん流し、おかしい時には大声で笑う。つらくても体が自然に踊り出すのは生きている証、強く生きようとする意志の表われだ。
今日も子ども達が駆けている、働いている、おどっている。私のカメラの前で、元気いっぱいに飛び跳ねている。
インタビュー
2009年10月のとある日、都内の写真展の会場にて、長倉洋海さんにカレンダーの写真についてお話してもらいました。
プロフィール
写真家:長倉洋海
1952年、北海道釧路市生まれ。大学生時代は探検部に所属し、手製イカダによる日本海漂流やアフガン遊牧民調査などの探検行をする。通信社勤務を経て、 1980年よりフリーの写真家となる。以降、世界の紛争地を精力的に取材。中でもアフガニスタン抵抗運動の指導者マスードやエル・サルバドルの難民キャンプの少女へスースなどを長いスパンで取材を続ける。2006年には、フランス・ペルピニャンの国際フォト・ジャーナリズム祭に招かれ、「マスード敗れざる魂」を開催し、大きな反響を呼んだ。
主な写真集に、「サルバドル 救世主の国」(JICC。日本ジャーナリスト会議奨励賞)、「マスード 愛しの大地アフガン」(JICC。新装版は河出書房新社。土門拳賞)、「人間が好きーアマゾン先住民からの伝言」(福音館書店。産経児童出版文化賞)、「きみが微笑む時」(福音館書店)「ザビット一家、家を建てる」(偕成社。講談社出版文化賞)「西域の貌」(山と渓谷社)「人間交路ーシルクロード」(毎日新聞社)がある。主な著書には「フォト・ジャーナリストの眼」(岩波新書)「ぼくが見てきた戦争と平和」(バジリコ出版)など。