エチオピア便り(9):パラグアイより日本

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 6月29日、この日はWorld Cup日本vsパラグアイ戦。時差1時間のため、エチオピアでは17:00kickoff。しかし勤務時間は17:30まで.。くそっ!前半は見られないのか。『安西先生・・・サッカーが見たいです』と思っていたその時、上司より天のお言葉が「すける、今日はもう帰っていいよ」と。おおお、あんたは最高だ、俺はあんたに一生ついて行くぜ!と喜びをかみしめながらホテルに到着。
 試合まであと20分。時間は十分だ。しかし十分じゃないものがある・・・電気だ!これでは早く帰った意味がないではないか。俺はどうすればいい・・・今世紀最速ともいえるスピードで頭を回転させる。『あきらめたらそこで試合終了だよ』、安西先生の言葉が脳裏をよぎる。回転させること約5分・・・ひらめいた!「よし、今から行けばぎりぎり間に合う!」とパブリックビューイングに向かうことを決意。タクシーをぶっ飛ばしパブリックビューイングへ。
 入口で3Birr(25円位)を払い中に入る。電気は?ジェネレーターを回している。よし! パブリックビューイングと言っても、100人位入れる建物に長椅子が並べてあって、スクリーンにプロジェクターでテレビの中継をでっかく映し出しているだけの施設。中に入るとちょうど日本代表が国歌を歌っているところだった。「間に合った」。そしてしばらくすると、なんと天の声をくれた上司もそこに登場!一緒に応援することに。
 試合開始!「オラオラ行けー!」とエチオピア人と一緒に応援。映像はタンザニアからの衛生画像らしく画面右上にTBC(Tanzania Broadcasting Corporation)のロゴが。決して「たかの友梨ビューティークリニック」の略ではないことは、説明するまでもない。
 驚いたことに、会場のほぼ100%が日本を応援している。シュートシーンや、いいディフェンスをすると皆が拍手。パラグアイの選手の場合は何もなし。周りから「もしかしてお前日本から来たのか?日本いいチームだ!一緒に応援しよう!」とかこどもが「ジャパーン!ジャパーン!」と応援している。岡田監督が「エチオピア人のみんな、オラに元気を分けてくれ!」と言ったかどうかはわかりませんが、とにかく日本ひいき。
 結果は・・・御存じの通り。悔しかった。エチオピア人がこんなにも日本を応援してくれたのに残念だ。こいつらと勝つ喜びを分かち合いたかった・・・アシスタントに悔しさがにじむメールを送ると一言こう返事が返ってきた。「すけるよ、それがフットボールというものだ」と。
 翌日、アシスタントに「なんでエチオピア人はみんな日本を応援していたんだ?」と聞くと「だって、パラグアイなんて国知らないもん」と。つまり親日というよりもエチオピアにおける知名度の違いだけ。「じゃあもしガーナと日本が試合したらどっち応援するの?」と聞くと「そりゃもちろんガーナさ」と。そういうことね。その日の夕方、ランニングしていると、いつもは「チャイナ」という声が飛んでくるのだが、その日は「ジャパーン!」という声を多く聞いた。これもワールドカップによるよい影響かな。

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このページは、すけるが2010年7月 2日 18:36に書いたブログ記事です。

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