今回の調査にあたり、最初に驚いたのは「木がない!」ということです。そして次に驚いたいのが「木はある!」ということです。
今回の調査対象地域では、概して左側の写真のように木というものがありません。このような状況は、アジスアベバからバハルダールに行くまでの間もよく見られます。そう、雨がほとんど降らないので、木が育たないのです・・・というのは不正解。雨は降ります。ここはサウジアラビアやエジプトのような砂漠地帯ではなく、数十年前までは森だった地域なのです。今は雨期でバハルダールも夕方になると雷を伴った雨がほぼ毎日、時に激しく降ります。では、なんで木が育たないのか?それは、人が切ってしまったからです。
一方、右の写真のような風景が突然現れます。この写真の場所、別に水辺が近いわけでも人為的に水を与えているわけでもありません、ただ伐採を規制しているだけなのです。そう、切らなければ木は育つのです。では何のために木を切るのかといいますと、主として食事の煮炊きです。一本一本の伐採は小さなものかもしれませんが、それが積み重なるとこのような状況になること、そして切らなければこんなに鬱葱とした森に成長することに驚きを隠せません。
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エチオピア便り(8):木、木、木がない!いやある!
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