世界中どこへ行っても感じることだが、ここスーダンでも、人びとは髪の手入れに余念がない。JVC整備工場スタッフのビタレは、坊主頭で櫛を入れるほどの髪の長さがないのに、それでも櫛をポケットに入れて毎日頭をなでている。見ていて可笑しいのだが、彼には重要な「身だしなみ」らしい。
ということで、ジュバにも床屋の数は多い。マーケットに行くと、トタンで囲ったバラックの床屋が何軒も並んでいる。私もその一軒に通って、髪を切ってもらっている。
店に入ると、壁には大きなポスターが貼ってあり、たくさんの男性の髪型が並んでいる。ここから選べ、という訳だ。バリカンを握り締めたお兄ちゃんが「どれにする?」と訊いて来て、究極の選択を迫られる。でも、この見本、一部を除けば同じような髪型(坊主頭)だと思うのだが、どうだろうか?
髪型を選ぶと、バリカンでガーっとやり始める。ハサミを使うことは、まずない。電気は発電機に頼っているため、調子が悪いと、散髪を途中でストップして発電機の修理、なんてこともある。ガソリンの値段が上がると床屋の値段も上がるという相関関係もある。
何はともあれ、髪を切ってもらうのは気持ち良いもので、これが私のジュバでのリラックス・タイムになっている。

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